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2014年11月21日 (金)

伊東光晴さんがアベノミクスを徹底的に批判

経済学者 伊東光晴氏~アベノミクス徹底批判
伊東光晴さん(京大名誉教授)の名前は私が高校生の
ときから知っている。

私は経済学部ではなかったので(と一応 言い訳をしておく)
まとまった著作論文を読んだことは1回しかないが、
それでも、断片的な文献は折々読んできている。

今、87歳にしてご健在だ。
19日の東京新聞に「アベノミクスはまやかしだ」として
徹底的に批判して書いている。

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 「3本の矢について」

①第一の矢=大胆な金融緩和政策→「飛んでいない」

②第二の矢=国土強靭化政策を中心とした財政出動
    →「折れている」

③第三の矢=規制緩和などによる民間投資を喚起する
  成長戦略→「音だけの鏑矢」


①については「利子率低下への期待だけでは投資を
 増加させることはできない」として更に詳細に説明する
 など、それぞれ具体的な理由、根拠を書いている。
そのうえで、
①は「経済学をやっていないブレーンが考えた理論的に
    あり得ない幻想」とまで言い切っている。


 「原発問題について」

加えて、原発問題については、

「あれほどの事故を起こしておきながら、再稼働や海外への
 輸出を進めようとしている。再稼働を急ぐのは安全性を
 アピールして、原発産業を輸出して関係企業を
 儲けさせようとしているのに過ぎない。
 放射能廃棄物の最終処分場(方法)が決まっていない
 という1点において再稼働や輸出を進めるべきでない」

と明快に述べている。


 「労働政策について」

労働問題については、非正規を拡大しかねない
労働者派遣法改正案については、
欧州での正規非正規間の賃金同一原則を挙げたうえで、

「総理が「女性が輝く社会」を提言したのは、
  夫の賃金が半分になっても女性が働けば大丈夫ですよ、
  ということの裏返しだろう」

と皮肉っている。


 「外交について」

更に、第四の矢の危険性、として、集団的自衛権の行使容認や
近隣諸国との軋轢を回避、解決しようしていない。
むしろ国際関係で緊張を作りだしている」として外交スタンスを
批判している。

このように実に明快な言及を87歳の碩学の泰斗がされている。

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