« 「カルミナ・ブラーナ」 ~母校の現役OB大連合の合唱団 | トップページ | 長谷川陽子さん&向山佳絵子さんプロデュース チェロ・コレクション~バッハへのオマージュ Vol.1 at HAKUJU »

2014年11月10日 (月)

フィギュア・スケート~試合直前の集団練習は危険  羽生選手の事故について思うこと

羽生さんの事故に誰もが驚いたと思うけれど、
これまでも直前練習時での~深刻度は別として~衝突や
軽い接触は決して珍しくなかった。

日本人同士でも、2008年12月の全日本選手権では
村主章枝(すぐり ふみえ)選手と安藤美姫選手が衝突、転倒し、
特に安藤選手は右足を痛め、それが原因かどうかは
別としても本演技ではジャンプのミスが生じた。

2010年12月のグランプリファイナルで~これは
本番演技の直前練習ではなく開幕前の公式練習時では
あるが~高橋大輔選手と小塚崇彦選手が激突している。
このときは幸い、少なくとも外的なケガは2選手に無かったが。

考えてみれば、演技直前に6人が6分間の練習するスポーツ
なんて他に思い浮かばない。

水泳やレスリングや柔道はするだろうか?NOだ。

野球のキャッチボールや、バレーボールのレシーブとトスなどは
当然チーム側で行うので、相手選手とぶつかるなんて要素は無い。

体操だってそうだ。
仮に床演技を数人で同時にやったらぶつかるに決まっている。
 「いや、体操の床よりスケートリンクのほうがはるかに
  デカイでしょ」
というかもしれないが、それは違う。
リンクは、高速で滑るスケーターにとって、
数人で同時に楽に滑れるほど広くも安全でもない。

直前の6人での6分間での練習なんて、
 「どうぞぶつかってください」
と言っているようなものだ。

ふだんの国内練習時はもっと多人数で練習とている、
ということは知っている。
しかし「国際大会」であること、試合の直前という、
各選手が気持を整え、集中することが求められるときに、
多数はないでしょ、と思う。

外部者には必要性を感じられないが、やるとしたら、
せいぜい「2名ずつ、3分間」とか、とにかく
安全に配慮した方法が必要ではないか?と想像する。

1人ずつやってもいいくらいだ。


再度、羽生選手の激突転倒事故について

上海でのグランプリシリーズ第3戦。
フリー演技直前での恒例の各組6選手による練習時、
羽生結弦さんと中国の閻涵(イエン ハン)さん
 (なんて難しい漢字だろう!)の2選手が激突、転倒
して、特に羽生選手は出血を伴う大ケガをした事故。

その後の本番競技に、羽生さんが出場したことについては
スポーツ関係者の間にも賛否両論ある。

八木沼純子さん…「感動した」

為末大さん、松岡修造さん
 「いや、これは感動とかの見る側の感情論の問題ではない。
  脳震盪(しんとう)というのは場合によっては
  生命の危険に関わる事態に至る可能性がある。
  今後のこともあるし、棄権して欲しかった。そうすべきだった」

ブライアン・オーサー コーチも
「棄権という判断もある。ここでヒーローになる必要なない」
と諭(さと)したが、本人の強い希望で続行、出場がなされた。

なお、本演技後、羽生さんはアゴに7針、右側頭部を
3針縫っている。

世論においては、
TBSのよる緊急世論調査では、
6:4で「棄権して欲しかった」が
「出場して(よかった)欲しかった」を上回った。

ヤフーによる意識調査でも現状、
「周囲が出場を止めるべきだった」が6割、
「本人の判断なので問題ない」が3割、
「わからない。どちらとも言えない」が1割
となっている。

私はリアルタイムでは見ていなかったので、
そのときに感じた事を言えないわけだが、その後、
激突した瞬間の映像や本番演技を映像で見て、また、
いろいろな意見を読んでみた。

本番演技の、5度転倒しながらも滑り切り、2位になった
映像を見てしまうと、確かに熱いものが込み上げてくるし、
中国の女性報道関係者は涙を浮かべて
「彼がなぜ五輪チャンピオンなのか解った」
と言ったが、しかし、
結果的に無事滑り切ったから良かったけれど、
そうならなかった可能性だってゼロではなかったと想う。

そうしたことを考えれば、為末さんらの意見に
より説得力を感じる。

少なくとも今回の事故で、直前の練習のありかたや
ドクターの待機など、今後早急に検討すべき大きな課題を
残した事は確かだ、と言えるだろう。

« 「カルミナ・ブラーナ」 ~母校の現役OB大連合の合唱団 | トップページ | 長谷川陽子さん&向山佳絵子さんプロデュース チェロ・コレクション~バッハへのオマージュ Vol.1 at HAKUJU »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック