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2014年7月13日 (日)

日下紗矢子さん ~トッパンホールシリーズ   ヴァイオリンの地平 1 バロック

2008年からベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の
コンサートマスター、また、今年4月からは、
読売日本交響楽団のコンマスも兼務している
 日下紗矢子さんによるトッパンホールでの演奏会は
既にシリーズ化してきている。

この日は、これまでとはまた少し異なり、
 「ヴァイオリンの地平1 バロック」と題され、
ドイツ人親子のチェンバリスト(父)とチェリスト(娘)を
迎えての共演で、
現代楽器を使ったバロック曲の演奏会が開催された。


チェンバロ…ラファエル・アルパーマン

チェロ………アレケ・アルパーマン


曲目

1.ビーバー 「ロザリオのソナタ」より
         第14番「聖母マリアの被昇天」

2.ヴェストホフ 無伴奏ヴァイオリンのための組曲 イ長調

3.シュメルツァー 通奏低音付きヴァイオリン・ソナタ第4番 ニ長調

4.ビーバー 描写的なソナタ イ長調

 (休憩)

5.ピゼンデル 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調

6.バッハ ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ
        第2番 イ長調 BWV 1015

アンコール バッハ ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
         BWV 1023より Gigue

1は3人での演奏
ハインリッヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバーという
長い名前の作曲家(1644年~1704年)は、
ボヘミア出身でウィーンで~3曲目の~シュメルツァーに
学んだと言われている。
リズミックな面の多い楽しい曲。とても良い曲。
チェロは通奏低音のDとAとGの音の進行がほどんと
という単純な土台(和声)構成だが、それに乗っての
ヴァイオリン部分がとても良いのだ。

2のヨハン・パウル・ファン・ヴェストホフ
  (1656年~1705年)はドレスデン生まれ。
ドレスデンの宮廷の楽団員後、1
699年にワイマールの宮廷に迎えられ、
1703年にバッハが同宮廷に務めた際も当職にあった。
バッハに影響を与えたと言われるだけのことはある作品。


3は3人での演奏
ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー
 (1620~1623頃~1680年)はオーストリア生まれ。
ウィーンの宮廷に仕えた人。これもリズミックな要素の
多い曲で、この曲でもチェロはD-Cis-H-Aという
単純な音階的下降音を基盤として、
そこに乗ってのヴァイオリンとチェンバロが楽しく語らう。


4も3人での演奏
ヴァイオリンにおいてはポルタメント奏法や、
祭り的要素や穏やかな曲想等、場面場面で
いろいろな要素が盛り込まれた楽しい音楽。


休憩後の5
ヨハン・ゲオルク・ピセンデル(1687年~1755年)はド
レスデン宮廷楽長を務めた。
これも同世代のバッハに影響を与えた曲と言われる。
弓の下3分の1を多用して演奏していたのが印象的。

6ではノン・ヴィブラートを多用しての奏法による演奏だった。
日下さんのノン・ヴィブラートでの音は、
明るく個性的な音がする。

アンコールは3人での演奏。

バロック音楽の演奏会自体は私はあまり行かないが、
この演奏会はとても楽しい演奏会だった。

これからも、益々、日下さんに注目したいだけでなく、
彼女とトッパンホールと連携による仕事にも期待したい。

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