« 集団的自衛権についてその1~自民党OBも批判 | トップページ | 池辺晋一郎さんのオペラ「鹿鳴館」 再演 »

2014年6月18日 (水)

集団的自衛権について その2~若い人たちへ

以下は、7月1日の正式閣議決定後の7月2日に原稿を
完成させました。


  若い人達へ

敢えて逆説的で刺激的な事から書き始めます。
私の世代以上の中高年は、「集団的」だろうが
「個別的」だろうが、実はどうでもいいのです。

 なぜなら、
 <空爆とか地上戦が国内で行われない限り、我々は
  「戦場で死ぬということは無い」から>です。

今回の「解釈変更」という奇妙な横暴行為の結果、死ぬことが
あるとしたら自衛隊員ですから。ちょうど、先の大戦で、
 「大本営のおじさんたちが誰ひとり戦場で死ななかったように」
です。
よっていわんや、安倍総理ら現閣僚も全員そうです。
彼らが戦場で死ぬことは100%ありません。

性別世代でいうなら、女性でも「集団的~賛成」とする人や、
もっと進んで「日本も徴兵制を導入すべし」とのたまう人が
たまにいます。
もっとも、後者の「理由」は「男が女々しいから、鍛えるため」
だそうですが(笑)。

「そうした女性」がなぜそうした「勇ましい」ことを言えるか
 解りますか?

答えは簡単で、
「中高年男性と同じく、<空爆とか地上戦が国内で
  行われない限り、「戦場で死ぬということは無い」
  から>、です。

自分が安全地帯にいることを知っているから、
そうした「勇ましい事」を気軽に言えるわけです。

さて、若い人には今回の「解釈変更」の是非については
よく考えて欲しいと思います。なぜなら、
これは戦後政治の最大の転換点であり、
これまで(自民党)総理大臣の誰ひとり認めず否定して
きた体制、憲法の精神を無視した体制を導入するもの
だからです。

前段の内容を再度言及しますが、
中高年男性や右派的女性が何と言おうと、どうぞ無視して
ください。 なぜなら、
「彼ら彼女らは<空爆とか地上戦が国内で行われない限り、
  「戦場で死ぬということは無い」から>です。


若い人はこう言うでしょう。
「僕は(私は)自衛隊には入らないから、戦地では死なないよ」
と。けれど、あなたの小さなお子さんが、
将来「僕(私)は自衛隊に入る」と言いだし、勝手に入隊したら
どうでしょう?

いや、それ以外の点から言えば、
自民党の加藤紘一元幹事長が指摘しているように、
今回の変更は、将来「徴兵制」への道を開く可能性すら
孕んでいる、という指摘は可能です。

その場合、あなた自身が戦地に行かなくとも、
<あなたの赤ちゃん、あなたの今 小さなお子さん、
  あなたの将来生まれてくるであろうお子さんが将来
  「戦地で死ぬことになるかもしれない」という要因を
  生じせしめるものが、今回の「解釈変更」>なのです。


では、中高年も女性も、
本当に国内にいる者は「安全」でしょうか?

そう、お気づきのように、そんなことはありません。
今回の「解釈変更」は若い人だけの問題ではありません。
冒頭書いた「中高年男性」と「右派的女性」においても、
次の2点において、対象外とはならないのです。すなわち、

1.集団的自衛権の名の基に軍事衝突が起き、その「怨み」を
  かって、ミサイルの飛来やテロが国内で起きることは
  十分想定できるためです。
  その場合、中高年男性や女性も死にます。

2.自分が戦地で死ぬことはなくても、子供、あるいは孫が
  そうなる可能性は生じます。

この2点から、冒頭書いた点は間違いである、
ということになります。
敢えて逆説的に、挑発的に問題提起したに過ぎません。

日本国憲法で、
 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に
  希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は
  武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、
  永久にこれを放棄する」
としているにも関わらず、今回の件はそれを否定する可能性が
生じるという内容であり、その意味においては
憲法違反決議であり、憲法無視行使、憲法破壊行為
とさえ言えます。

私が今書いた点が「本当かよ?」という疑問、批判からの
思考で結構ですので、どうか自分の考えとして
今回の事態についてよく考えてみてください。
それを切に願います。

« 集団的自衛権についてその1~自民党OBも批判 | トップページ | 池辺晋一郎さんのオペラ「鹿鳴館」 再演 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック