2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Amazon CD

  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
  • :
無料ブログはココログ

« STAP問題~感情論を排す~2人の私の対論 | トップページ | 中央区交響楽団 創立20周年記念演奏会   マーラー 交響曲 第9番 »

2014年5月24日 (土)

横浜市立大学管弦楽団 SPRING CONCERT   指揮は山田和樹さんと沖澤のどかさん

約1週間前の18日、19時からサントリーホールで
横浜市立大学管弦楽団の演奏会を聴いた。

今年入団した武蔵野合唱団の指揮者、指導者である
お2人が指揮をされる、ということで、
初めて聴いたアマチュアオケ。

今や国内外から「売れっ子」である山田和樹氏は、
アマチュアのオケや合唱団を今でも複数指導している
こと自体にまず頭が下がる。

仕事的、収入的にはそういう必要は無くなっているはずだが、
そういうことに関わらず、以前から関係してきた団体に
対する思い入れ、情の厚さに敬意を表する。

今回のもう1人の指揮者、沖澤のどか氏は、
東京藝大大学院を卒業した若い女性指揮者で、
山田氏も助言、指導している1人。

医学部がある横浜市立大学のこのオケは冬に定演があるが、
この時期の演奏会は「SPRING CONDERT」と命名して
いるようだ。でも実質、春(初夏)の定演と言えるのだろう。

この日の指揮者とソリストおよび曲目は

指揮 山田和樹~サン=サーンス
    沖澤のどか~ドヴォルザーク

ピアノ 萩原麻未

1.サン=サーンス ピアノ協奏曲 第5番 へ長調
      Op.103「エジプト風」

 (休憩)

2.ドヴォルザーク 交響曲 第8番 ト長調


1のサン=サーンス ピアノ協奏曲 第5番の曲としての
感想だが、第1楽章は、ユニークに開始されるのに、
曲が進んで行っても、有機的な展開が希薄だし、
いわゆる「サビ」~印象的なそれ~がほとんど無いのが
不思議だ。

第2楽章では萩原さんのピアノの中間音の温かさがとても良い。

山田氏はフランスものがとても巧いので、安心して聴けた。

アンコールは、2年前と同じ、
ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」。
弱音のほか、中間音の充実萩原さんのドビュッシーは
まるでラヴェルのように温かくてとても良い。好きな演奏。


後半のドヴォルザークは、「弟子」の沖澤氏の登場。

「一気呵成の、都会のドヴォルザーク」という様な演奏だった。
ただ、私はもっと野暮ったさが欲しい。

一般大学生アマオケなので、音楽的大人のニュアンスは
求めたくても限界はあるだろうけれど、
アマチュアオケで有りがちなのは、楽器(パート)によって
テンポ感が不揃いなまま進行すること。

それでも個々の奏者ではいろいろ楽しめた。
ティンパニの女性が堂々たる叩きだったし、
第1楽章のコールアングレの音が野暮ったくて
とても良かった。ホルン群も良い。

ドヴォルザークの第4楽章冒頭のトランペット4人で
朗々と吹き、なかなか良かった。

弦も総じて良い。
ドヴォルザーク第1楽章冒頭や第4楽章冒頭とエンディング
でのゆっくりしたところ、なかなか安定していた。

沖澤さんのアプローチで1番気にいったところは、
第2楽章の中間部での盛り上がりがいったん収束される
 80小節目。 トランペットのCの音で、
 「タタタ タン タン」しめ、練習記号Fの81小節からの
弦による静かで情感豊かな入りの、
そこにとても大きな間を入れたことだ。

これは大賛成で、以前から私はそう思っていたが、
実際にそうする人は過去、CDもライブもほぼ皆無で
残念に思っていただけに、意外な喜び。

実は、数日後に武蔵野合唱団の練習で、
沖澤さんにお会いしたので、
この部分について私が、
「大賛成。なかなか あそこまで大きな間を創って
  くれる人はほとんどいない」と伝えると、

「当初はそこまで大きくとは考えていなかったけれど、
 サントリーホールの残響があまりにも素晴らしいので、
 たっぷりとることにした」、とのことだった。

本ステのリハでそう決めてオケに指示したのだろう。

ホールの響き、状態により、演奏、テンポ、ニュアンス等
を変えることについては、カラヤンほど響きを重視して
いたとは思えないフルトヴェングラーも言及している。

その他、全体的にも、第2楽章と第4楽章が良かった。

第4楽章はエンディング近くのゆったりとした部分がとても
丁寧に運んでいて、良かった。

逆に、モーツァルトのように流れ過ぎたことが一番裏目に出た
のが、第3楽章の中間部、ト長調のあの独特の
 ~ヨッパライのような~ところで、
テンポが速い分、リズムが不鮮明だった。

フルート番の男性が力み過ぎ。
第1と第2楽章はあまりよくなかった。

第4楽章の難しい~オーケストレーション的に聞こえ
にくいソロは、なかなか健闘していたと思う。

オケについて
女性が多数。
また、エキストラと同大学OBOG出演は別として、
弦は(コントラバス以外は)女性が8割も占めるのは
やはり見た目的にも印象的。

例えば、ヴィオラは7人中男性は1人だけだし、
木管に至ってはフルートに1人男性がいるだけで
他は全て女性。
金管も、ホルン5人中4人が、トランペットも5人中4人が女性。

医学部等、理系が特色の大学らしいが、サントリーホールで演奏
できること、ソリストと指揮者に活躍中の話題の人を呼べること、
弦、木管、金管の各トレーナーの他、楽器(パート)
別のトレーナーなど、たくさんのトレーナーを抱えていること、
フルートには若い人気ソリストの上野由恵などから、
富裕層の子女が多いのかもしれない。

もっとも、サントリーホールは実績のある有名な人が関わらないと
貸さないとのことで、今回の使用は山田マエストロによるところの
使用らしい。

なお、プログラムには、1曲ごと、誰がどこに座るかの
配置図の紙が挟まれていた。
とても好ましいアイデアだと思う。

« STAP問題~感情論を排す~2人の私の対論 | トップページ | 中央区交響楽団 創立20周年記念演奏会   マーラー 交響曲 第9番 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック