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« ドン・カルロ 東京二期会公演 充実の上演 | トップページ | NHK会長と経営委員の下劣な低レベル化 »

2014年3月 2日 (日)

マーラー 交響曲第3番 演奏体験記       みなとみらい21交響楽団に参加して

みなとみらい21交響楽団の1員として、
 マーラーの交響曲第3番の演奏会に
セカンド・ヴァイオリンの1員として出演、演奏した。

結論から言えば、「毎年1回 演奏したい」と思うほど
魅力的な体験だった。

もちろん、プロアマを問わず編成的にそれは現実的ではない。
長大なだけでなく、ドイツ語歌唱のよる児童合唱団を獲得
すること自体容易なことではないということ等、
多々事情があるからだ。

マーラーの交響曲は1番と4番以外は70分を超える。
中でも最長はこの3番のはずだ。
誰も初めて聴くと、彼の交響曲の中では透明感が際立って
いるものの、やはり長大さにいささかたじろぐだろう。

私は大学生のころから(当時は)LPレコードで親しみ、
その後増加したいろいろな演奏者のCD録音を楽しんできたし、
ライブも数回聴いているが、
初めて演奏者側になって感じたことは、
曲の開始から終りまでアッという間の夢世界で終わった
ということだ。

長大な構成であっても、構造はシンプルで曲想は明るい。
2番、5番、6番、7番などの複雑さや重さはほとんど皆無
と言ってよい。
透明感と幸福感、自然の美観が全編を支配しているので、
流れの中にいると大自然のパノラマ風景に中を歩いている感じ
がしてくる。

ヴァイオリン群は実は演奏量はそれほど多くない。
管に比重が大きいし、弦では中音域~低音域は大変で、
ヴィオラとチェロは相当高度な技術を持っていないと
弾けない部分が多々あるが、
ヴァイオリンは量的にはそれほどハードでなないこともあり、
第2ヴァイオリンが弾かない部分では、
オケ全体の響きを聴衆のように楽しめたのは格別なことだ。


 オーケストラについて

初めて参加したオーケストラ。他のメンバーの多くも不断は
他のアマチュア管弦楽団に所属している。
個々のオケではなかなかできない曲をやる、というコンセプト
の企画、まず「曲ありき」で、
それを演奏したい人が都度集まってのオケというユニークな
もの。
私が加わったセカンド ヴァイオリンも、普段は
リコー・フィル、パイオニア交響楽団、ルスコール管弦楽団
等々で弾いている人達だ。

練習は実際は11月から開始されたが、私は所属オケの
関係で、MM21練習に初参加したのは12月15日。
その後の練習はほぼ毎回出席した。

さて、今回私が弾いたのは「変則的な対抗配置」での
第2ヴァイオリンの第4プルト。
「変則的」と言う点は、通常の対抗配置の場合、
チェロはファースト・ヴァイオリンの内側、コントラバスは
その後ろ奥(客席から見て左奥)に陣取るのだが、
今回は、セカンドVnだけが指揮者を挟んで左右に分離
されたものの、チェロとコントラバスは対抗配置ではなく
通常配置として右側に位置した、ということで「変則的」
と書いた。

私は4列目の表(客側)で、しかも、
本番のミューザ川崎ホールでは、第3プルトから
1段ずつ段を組んで高くしてあるので
 ~傾斜段組みでの演奏は初めて体験した~
コンマスはもちろん、
振り返らないと見えないコントラバス以外は
ほぼオケ全体が見える位置だった。

金管、打楽器もほぼ見えるので、各パートが
 「大変な部分」もニコニコしながら聴ける、
というあんばいだった。


 ミューザ川崎について

しかも、ホールが関東一音響が良いミューザだ。
響きの美しさ、内装の美しさは都内や近隣では
他に類の無いホールだし、客席と近いわりには
圧迫感が皆無なので、この点からも
聴衆といっしょに楽しめるということを
初めてステージに出て知った。

 女声コーラスが弱い

女声合唱団は神奈川県下の年齢層の高い団体で、
人数的に私は不満で、この楽章の合唱パートは
旋律は単純でもドイツ語の歌詞が難しいから
相当なレベルが要求される曲なのだ。
当初、音大生が相当数加わるから大丈夫と聞いて
いたが、結局それほどサポートの人は加わらなかった
ようで、とにかく音量的に物足りなかったし、
ダイナミクスが全くいただけなかった。

これはもちろん指揮者の責任。
特に、99小節の4泊目=100小節のアウフタクト
 ~ドイツ語=durchはフォルテなのに
mP位のままのような感じだったのは
決定的に間違いだし、
その4拍目のFで勢いづけて100小節に入り、
以降107小節目までフォルテで歌わなくてはいけないのに、
その99~107小節までずっとmPみたいに続いたのは、
不満というより間違った演奏なのだ。

99小節の4拍目がなぜフォルテなのか理解できないと、
この楽章の合唱パート全体自体の意義、意味が
理解できていない、と言える。

指揮者のKさんが、この点に全く言及しなかったのは、
たぶん声楽パートの処理の経験が少ないため
こうしたことに気付かない、というか、修正をかけず
未処理のままにしてしまうという弱点=無策が出た
と想像できる。

アルト独唱の第4楽章と、女声と児童の合唱がメイン
のこの第5楽章は、Kさんの勉強不足が出たと言える。

 児童合唱

児童コーラスもやや弱かったものの、女声に比べたら
けな気なほど健闘したと言える。
フォルテのところはちゃんと大きな声を出していた。
ドイツ語の意味も解らず暗譜で歌う姿にけな気さを
感じて込み上げてくるものがあった。

それにしても、児童コーラスの声は、どんな曲でも
それ自体「天使」だ。
マーラーはズルイほどにうまく使っている。
これは8番「千人」然り、だ。


 この曲とミューザに関する余談

なお、東日本大震災で、当時築7年にもかかわらず、
1階客席天井が崩れ落ち、訴訟がらみの大スキャンダル的
事故となったのだが、偶然その直前の2月にもこの第3番を
ミューザで聴いている。
冨平恭平さん指揮のオーケストラハモンというとても優秀な
アマチュアオケで。そのときのアルトソロが清水華澄さんで、
このとき初めて華澄さんを知ったのだが、
 「わあ、この歌手、凄いな。これからきっと活躍するな」
と思ったし、実際ご承知のとおりのご活躍だ。


  余談

打ち上げで10人くらいの人と初めて話したが、その中では、
児童コーラスの子供と同じくらいの子がいるという主婦の
ヴァイオリン奏者は、「児童合唱が始まると感涙しちゃう」。
また、浅田真央さんの話題も出るなど、
愉快なひとときだった。


  追記~アンケート~来場者の感想

みなとみらい21響のホームページ団員ページに、終演後
アンケートに感想を書いていただいた皆さんからの感想が
掲載された。とても評判が良いので、そのごく一部だが
以下、紹介したい。

・ ブラボーッ!マーラーさんのシンフォニー、大好きです。
 第6楽章の弦、きれいでした。とても良い気持ちで、帰れます。

・ スケールの大きなシンフォニー!これぞマーラーの世界!
 MM21交響楽団の皆さん、合唱団の皆さん、
 アルトの山畑さん、コンダクターの児玉さん、
 ありがとう感激しました。ありがとう。ありがとう。

・ アマチュアの域を超えた好演奏。金管の響きがすばらしい。
 随所にマーラーらしい響きが聞こえる。
 このホールの音響はすばらしい。

・ マーラーは苦手で再挑戦で聞きにきましたが、楽しかったです。
 マーラーの良さが少しわかりました。
 これからも頑張ってください!!!

・ 第3楽章 ポストホルンの演奏すばらしい。
 拍手パチパチパチパチ
 これからもよい音楽を聴かせて下さい。

・ マーラーを聴きに来た甲斐がありました。
 完成度が高いと感じました。ありがとうございました。

・ すばらしかった。マラ3が好きになりました。
 アマではないよう!歌心いっぱい!

・ 毎回すばらしい演奏と選曲で、楽しませて頂いておりますが、
 今日の大曲、マーラ3番も十分、堪能させて頂きました。
 最高のマーラーでした!!

・ マーラーを連続してやっている事が素晴らしい。
 難曲を良くやりますね。ブラスが素晴らしい音を出してました。
 感動しました。

・ いい演奏でした!!(一言ですべて表せるような)

・ 素晴らしかった。ホールのよさと合せてとにかく素晴らしかった。
 第2Vnの大事さもよくわかった。透明性があった。
 とにかくよかった。

・ 3rd mov.の響きがとても良かった。

・ 初めて聴いたがすごく上手いのでびっくりした。
 大曲を見事に演奏されました。ポストホルンが印象的でした。

・ みなさんうまいです。毎回楽しみにしています。

・ ポストホルン最高でした。全体的にも
 最高のアマオケのマラ3でした。Thank You.

・ ギネスブック級のこの大曲に挑んだ事に敬意を表します。
 ポストホルンは透明感も良くストレートな楽器は
 やはり素晴らしい。
 ソリストは声量も豊かに情感こめて歌い上げた。

・ 予想以上によかった。マーラーが好きになった。

・ オーケストラの音色がすばらしかった。やさしさ、力強さ、
 優雅さ、心がいやされました。
  (せんさいさい、音色に温かさを感じました)
 益々のご活躍をお祈り申し上げます。
 アマチュアとは思えません。感動しました。

・ 時間が長いため、様々な情景があり今日は眠らずに
 壮大な曲を楽しめました。

・ 少ない練習で、これだけの演奏はスバラシイ
 次回も楽しみにしています。

・ アマのレベルではない!すばらしかった。
 感動しました。三番は、愛にあふれた曲。
 ありがとうございます!

・ 児玉コンダクターの指揮力お見事!!ブラボー!!
 これほどまでに迫力あるマーラー第3番、心に響き、
 魂がゆさぶられる想いで拝聴、正しく集大成の感あり!
 みなとみらい21楽団員の皆さんが、
 自信に満ちた表現力のある演奏お見事!!
 印象深い一曲となりました。

・ とても感動しました。素晴らしい演奏
 どうもありがとうございました。
 ポストホルンもすばらしかったです。

・ 熱演、力演、本当に素晴らしいマーラーです。
 しかも大編成の3番を聴かせて頂いて、準備が大変だったと
 思いますが、一生の思い出となりました。

・ ポストホルンが素晴らしかった

・ 特にチエロの響きに心うたれました。このような大曲を
 聞ける幸せを妻と共にかみしてみます。ありがとう御座いました。

・ アマのConductorでもこれだけの演奏ができるということが
 すごいと思います。第3楽章のバンダはフリューゲルホルン
 でしか聴いたことがありませんでしたので、
 ポストホルンもすばらしいですね。
 最終楽章は本当にたっぷりと歌っておられて、大いに感激
 しました。ありがとうございました。

・ とてもレベルの高い演奏で、第3番でもあきることなく聴けました。
 ブラボー!パーカッション(特にティンパニ)、ホルン、
 ピッコロがgood!弦の音のつぶがそろっていて、楽しかった!
 ブラボー!

・ とにかく、良かった。感動しました。
 すばらしい演奏ありがとう。

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