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2014年2月16日 (日)

羽生結弦選手が提示した金メダルと震災のこと

リアルタイムで羽生選手、金決定の瞬間を見てから寝た。
女子と違って、欧米人優位の長い長い時代が続いた
男子フュギュア。
やっと日本人の金メダリストが誕生した。
しかも、今回の金銀銅3人はアジア系なのも特徴だ。

金決定後、しばらくしての現地スタジオでのインタビューで、
パトリック・チャンについて聞かれると、
 「彼は最高のスケーターだと思っています」
とのコメントは良かった。

「今後どういう選手になりたいか?」には、
憧れていたプルシェンコ選手について
 (フリー途中棄権、引退表明は残念だけれど)
「最後にいっしょにできて(ショートで同じステージで
  競えて)とても嬉しかった」、と語った。


終了後の記者会見では羽生選手は笑顔があまりなかった
ことを質問され、彼はこう答えた。

「メダリストになっただけでは復興の手助けはできない
 のではと無力感を感じる。
 でも、金メダリストになれたからこそ、
 震災や復興のために何かできることがあるのかもしれない。
 これがスタートなのだと思う」

仙台出身の羽生選手。
トリノから金メダルをさげて帰国した荒川静香さんは当時
開口一番、
 「リンクがどんどん閉鎖されている。もっと良い環境に
  していきたい」と語った。
それがきっかけで、閉鎖されようとしていた仙台のリンクが
残り、そこで練習に打ち込んできたのが他ならぬ羽生少年
だった。

荒川さんが金メダル凱旋をしていなかったら、
天才羽生と今回の金メダルは無かったかもしれない。


3.11のときは羽生さんも被災。
「震災の直後は生活することで精一杯で、
 本当にスケートをやめよと思った」
と語ったその羽生さんが、ソチでの会見で、

「これで僕も震災や復興のために何かできることが
 あるんじゃないか、これがスタートなのだ」というコメントは

 ~本人はもちろんそういう意味を込めてはいないに
   しても~

「日本の皆さん、被災地や被災者のことを忘れていませんか?」
 と問いかけているようにも想えた。

羽生さんが私たちに提示したのは、
金メダルだけではないことを重く受け止めたい。


パトリック・チャン選手の笑顔がいい。
羽生の笑顔はもちろんいいけど、
パトリック・チャンの笑顔、いいなあ。
心からニコやか、という感じ。

2位=銀は悔しいに決まってるが、
これまで世界選手権で勝っていても、五輪という特別の大舞台
でのメダルだから、率直に嬉しいということはあるだろう。
既に人気者だけど、日本でもこれからは羽生、高橋に
負けないくらい人気が出る予感する。
デニス・テンの誠実そうな表情もいい。
この3人の表彰台の顔顔顔は印象的だった。

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