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2014年1月11日 (土)

バッハはうす新年会

まず、前置きから。

オーケストラ活動について
プロのオーケストラ奏者は転籍はむしろ普通だが、
同時に複数のオケに兼務している人は希だ。

逆にアマオケ奏者で複数の団を兼務して活動している人は
結構いる。
私は、技術的にもそうだが、精神的に余裕が無かったというか、
不器用な性格なのでそういうことはムリだとずっと思ってきた。
ただ、ここ数年、いろいろ思うことがあって、
普段活動しているアマチュア・オーケストラではない
どこか他の団で弾いてみたいという気持ちが強くなっていた。

偶然もあったが、12月、某オケの演奏会に急に出させて
いただいた他、もう1つ最近関わっているオーケストラがある。


合唱について
大学卒業後は、主には大学OBオケ活動をしてきたが、
たまに、OB合唱団も参加してきた。
ただ、どうしても希望する武満徹のうたを歌う機会は
なかなか無く、常に探していた。
そうした中、今、チェロを習っている椎名町にある
 「バッハはうす」にまだ小編成ながら弦楽アンサンブルと
合唱団ができたことは知っていたのだが、
送られてくる会報を何気に見ていると、その合唱団が練習
している曲の中に、武満徹の「小さな空」があるのを知り、
嬉々として参加することにした。


前置きが長くなったが、その「バッハはうす」で、
恒例となった新年会があり、初めて出た。

プログラムは、

第1部: 午後6時30分頃~「新春スペシャルコンサート」

①モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章
  演奏:椎名町ストリングアンサンブル

②高田敏子作詞・信長貴富作曲「夕焼け」
  演奏:しいなまち混声合唱団

③ヴェルディ「椿姫」より「乾杯の歌」
  演奏:高島敦子(ソプラノ)・川出康平(テノール)
     しいなまち混声合唱団+椎名町ストリングアンサンブル

④J.シュトラウスⅡ作曲・ベルク編曲「酒・女・歌」
  J.シュトラウスⅡ作曲・シェーンベルク編曲「入り江のワルツ」
  J.シュトラウスⅡ作曲・ウェーベルン編曲「宝のワルツ」
  演奏:東京バッハハウスアンサンブル


第2部は自主演奏大会

第1部では、普段はストリングスに参加していないものの、
特別にヴァイオリンで①「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に
参加させていただいた。

そして②と③を合唱団員として歌った。

④は「バッハはうす」の先生衆による弦楽とピアノ、
エレクトンーンなどを交えた演奏。
シェーンベルクら新ウィーン学派3人衆が、
J・シュトラウスの曲を室内楽用に編曲していたことは
初めて知り、興味深く拝聴した。


第2部は自由参加、自主申告により、
自分たちで演奏する曲をホワートボードに書いて、
順次演奏していくというスタイルで、従って、
聴く 聴かないも自由。自由な余興大会というところ。


 急にお願いしたアンサンブル
私は、2年ほど前に使った
「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲の弦パート譜面を
持参し、初顔合わせの弦奏者たちに急にお願いしたところ
10数名ほどが私の指揮で弾いてくれた。ありがたいことだ。

終わったあと、「楽しかったよ」「熱い思いが伝わってきたよ」と
言っていただいたのは更に嬉しかった。
コントラバスのプロ奏者が背の高い美人なので驚いた。

演奏は2回した。
3分の曲とはいえ、さすがにリハなしでの1回目がヒドかったので、
メンバーと聴衆に「すみません、もう1回やらせてください」とし、
数か所ダメだしと修正の方法論を言及して演奏した。
うまい人が多かったので、1回目より3倍くらいは良くなった。


 「いい声」と初めて褒められた
休憩時、抜群のピアニストで普段は合唱曲の伴奏をしてくれて
いるSさんは歌謡曲等、ポップスが好きなだけでなく、
大抵の歌謡曲をその場で正確な和音進行で弾いてのけるのを
知った某合唱団の10人くらいは、その流れで、
得意な曲を即興的に歌うことに。
私は松山千春の「恋」やチューリップの歌等を歌った。

まさか、普段はチェロのレッスンを受けている部屋で
松山千春を歌うとは思わなかった。
その様子を聴いていた某弦楽アンサンブルの、
音大卒のほぼ同世代の女性ヴィオラ奏者から、

 「いい声、もっと歌って」と言われた。

これまで、カラオケで初めていっしょにいった人からは
たまに「見かけによらず、あまい声なんですね」と
言われたことはあったが、
ズバリ「いい声ね」と言われたのは初めてなので、
やはり嬉しかった。

アマチュア=素人でもそうなのだから、
オペラ歌手の皆様は賞賛されると歌手冥利に尽きる
のだろうな、と今更ながらに想像したしだい。

そのヴィオラ奏者は初顔合わせだったが、帰り、
最寄り駅まで2人でいっしょに歩いたので、
いろいろ話し、
彼女は ヴァイオリンで音大に入ったけどヴィオラに転向
したこととか、お子さんのこと(これは偶然なりゆきから)や、
今は弦アンサンブルだけでなく、
合唱もやりたい気持がある、等々の話を聞いたしだい。

その際、興味深かったのは
 「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲に彼女も
ヴィオラで入ってくれたのだが、帰り道、彼女はこう言った。

 「指揮者って、声も大事だと思う。ダミごえではやはりだめ。
  その点でも伊藤さんの声での指示は効果的」

これは私がどう、ということより、指揮者論としては面白かった。
もっとも私は「カラヤンはダミ声でしたね」と言い、
 「ああ、そうね」等、談笑したしだいだが。

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