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2013年12月23日 (月)

カルメン~まつもと市民オペラ第4回公演    腰越満美さんのカルメンの魅力全開お見事    高田正人さん 青山貴さん 天羽明惠さんらも

まつもと市民オペラ第4回公演「カルメン」をまつもと市民芸術館
で観、聴いた。 日本語による上演。

2007年11月の「こうもり」以降、約2年に1回、
市をあげて取り組んできているもので、そういう点では、
サイトウ・キネンに次いで、その重要さが増しているようだ。

指揮者の大勝秀也さんが
 「「東京でも実現できないような素晴らしいキャスティング」と、
プログラムに書いているとおり、下記のとおり、
名歌手が揃った公演だった。

指揮 大勝秀也

管弦楽 松本室内合奏団

合唱  まつもと市民オペラ合唱団

ソリスト
カルメン    腰越満美

ドン・ホセ   高田正人

エスカミーリョ 青山 貴

スニガ     三戸大久

ミカエラ    天羽明惠

フラスキータ  佐藤路子

メルセデス   牧野真由美

モラレス    太田直樹

ダンカイロ   大石洋史

レメンダード  升島唯博


感想

日本語による上演だが、全く違和感は無く、楽しめた。
もちろんそれは、以下の歌手の名唱、名演技によるところの
ものだ。

腰越さん
カルメンについて特別詳しいわけではないが、おそらく、
この役ほど「らしさ」「らしくないっぽさ」がはっきりと残酷な
ほどに出てしまう役は他に無いのでは、と思うような役
に想えるが、その意味からでも、腰越さんの「らしさ」は見事で、
登場して来た瞬間「外人?」と思うほどだし、
声は~加えて失礼を承知で言えば体型も
 ~細すぎず太すぎずで、声はドスの効いた質感も出せる人だ。

見事としか言い様のないデキだった。
今後も彼女はこの役をオハコとして歌っていくことだろう。


高田さん
ホセの、煮え切らない男の弱さをうまく表現していた。
いつものストレートな声に日本語の歌詞もうまくハマリ、
全く違和感なく楽しませてくれた。


青山さん
本当に素晴らしい。
「ワルキューレ」のヴォータンは立派だったが、役柄としても
大変なので、どうしても「チェレンジ感」が在ったのだが、
このエスカミーリョは、完全に自分のものとして歌い演じていて
圧巻だった。声量だけでなく、格調高い歌唱だった。


名歌手 天羽明惠さんについて
まつもと市民オペラの常連の天羽さん。
この名歌手を、第1回から連続で聴ける聴衆は幸せ者だ。
天羽さんの声には優しさがある。
決して<人に聞かせてやろう、という野心を感じさせない>、
真摯に歌詞とメロディそのものに向かい慈しんで歌う、
そういう誠実さを感じさせる。
そういう歌手はもしかしたらあまりいないかもしれない。

このミカエラも、慈悲深い女性として演じ歌っていて、
深い感銘を受けた。尊敬に値する素晴らしい歌手だ。

天羽さんご自身もこの地でのこの公演シリーズが本当に
気に入っているからの毎回出演だろうし、それは
カーテンコールでも最後に客席に大きく手を振って
にこやかに去る表情にも表れていた。


スニガの水戸(さんのへ)さんも実に見事。
巨漢の青山さんが小さく見えるほどの一層の巨漢体格
といい、声の充実感といい、これまたこの役にピッタリの感
があった。

フラスキータを歌った佐藤さん
背が高く美人だし、数少ない歌唱の場面もとても良い声が
ビンビン客席に届いていた。これからが楽しみな歌手だ。
なお、佐藤さんは、3月に甲府で上演される「MABOROSHI」
という新作オペラにダブルキャストの1人として出演し、
葵上の役を歌い演じる。もう1組のキャスティングでの
同じ役は、今最も売れっ子の歌手である小林沙羅さん
なのだから、佐藤さんが注目されてきていること
 ~活躍路線に入ってきていること~が想像できる。


満員の会場は、60歳以上、いや70歳以上の男女が
たくさん~たぶん6割とかとにかく多数~が、終演後、
ロビーが合唱で出演した男女が客を見送りながら、
友人知人らと歓談でごったがえしていて、
それは先日の所沢のシーンをさらに倍増したような雰囲気
だった。

1つホール係員誘導に関するクレームを。
第1幕の序曲が終わってすぐ、歌手がアリアを歌い出している
のに、係員が客を入場させた。それも最後列ならともかく、
よりによって前から2列目の位置もど真ん中に、だ。
あり得ないことだ。
当然アンケートに言語道断と厳しく書いて提出した。


なお、プログラムに、國土潤一さんが、
 「松本奇跡」再び~と題して書いている。
まず前段では、佐川吉男音楽賞と
平成24年松本市芸術文化奨励賞を受賞した前回第3回の
 「魔笛」~演出=白井晃さん~について書き、
「良いオペラ上演とは何か?」を論じている。
ぜひ観、聴きたかったものだ。

また、後段では、松本の合唱団員の素晴らしさについて
書いている。この紹介文についての紹介文を、
後日あらためて書いてみたいと思う。

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