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2013年12月 5日 (木)

田部京子さんのシューベルト 特別ピアノ・リサイタル CDデビュー20周年記念

田部京子さんがCDデビュー20周年を記念して
特別ピアノ・リサイタルを浜離宮ホールで開いた。

日本コロンビアからは 23枚(コラボ部分参加を除く)、
イギリスのシャンドス レーベルから4枚、と、
実に立派で見事な業績、仕事をされてこられている。

この日のプログラムは、
前半はファンクラブからのアンコール投票を参考にしての設定。
後半は、1994年6月に3枚目のCDとしてリリースし、
     多くの評論家や聴衆から高い評価を得た
     シューベルトの第21番のソナタ、という公演だった。

1.吉松 隆「プレイアデス舞曲集」より
 (1)前奏曲の映像
 (2)線形のロマンス
 (3)真夜中のノエル

2.グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」第4曲「アリア」

3.カッチーニ;編曲=吉松隆 アヴェ・マリア

4.シベリウス ロマンス 変ニ長調

5.ドビュッシー 月の光

6.ブラームス 6つのピアノ小品 第2番 間奏曲 イ長調

7.佐村河内 守 ピアノのためのレクイエム

  (休憩)

8.シューベルト ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調

アンコール シューベルト アヴェ・マリア


前半の例えば3は非常に美しく内的にドラマティックな曲、演奏。
6はCDでも見事だが、ライブで聴くと、
田部さんがいかにブラームスに傾倒しているかが
よく伝わってくる演奏だった。

7は、その一部がNHKでも放送され、話題になった。

後半のシューベルトの曲は、昔、吉田秀和さんも論じていたと
記憶しているが、ユニークな大曲で、私には未だよく把握できて
いないので、詳細な感想は控えるが、
田部さんは部分ごとの曲想の違いを丁寧に弾き分けながらも、
全体としてはそうしたディティールの色付けを超えたところにある
清らかさとか瑞々しさを浮かび上がらせてくるような、
1つの大きなドラマを物語るというような全体像を提示することを
忘れない演奏だった、ということを強く感じた。

シューベルトのピアノ曲を弾くピアニストはあまり多くないが、
田部さんにとってはとても重要な作曲家の作品なのだ
ということも、あらためて強く感じさせる印象的な演奏だった。

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