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2013年10月13日 (日)

二期会オペラ講座 「ドン・カルロ」「蝶々夫人」  青島広志さん司会進行 歌手は横山恵子さん  小林由佳さん 水船桂太郎さん 成田博之さん

青島広志さん司会進行だから、軽妙なおしゃべりの連続は
想像していたが、まったくそのとおりで、よって、
確か 2時間30分を超えるくらいのものだったが、
とても楽しい内容。

軽妙なトークの1例は
 「私、小林由佳さんが大好きなんです」、と10回くらい
  コクったりしたことにも表れていた。
 「でも、彼女はきっと私じゃない人が好きなんでしょう」
  (会場;笑)。

これまで、こうした二期会オペラ講座で講師を務めたのは34回
という。
その、これまでの出演者は、青島さん自身が言っていたように、
たいてい売り出し始めた若い歌手などを招いてのものが
ほとんどだったが、今回の出演者はもう第一線で、
横山さんに至っては国際的キャリアを持つ人を招いて、という、
いわば異例の内容とも言えたのだろうが、
それは来年2月の「ドン・カルロ」と4月の「蝶々夫人」の公演の
 いわば「番宣」的意味合いもあった。

この豪華な出演者についても、青島さんは、
 「これだけ有名な活躍している人を招いた場合、
  ほんとうは司会とピアニストを別々に(2人に)したほうが
  いいのでしょうけれど、そうすると、費用(出演料)が
  1人分増えてしまうので、みなさんに
  (その分、チケット代が上乗せされ)ご負担ご迷惑を
  かけることになるので、今回も私1人なんです」、と言って、
会場を笑わせていた。

さて、その出演者である歌手は、

横山恵子さん(Sop.)、小林由佳さん(Mezzo Sop.)、
水船桂太郎さん(Ten.)、成田博之さん(Br.)の4人。

曲は次のとおり

第1部

 ヴェルディ「ドン・カルロ」より

1.「我らの胸に友情を」
    ドン・カルロ…水船さん、ロドリーゴ…成田さん

2.「美しいサラセンの」(ヴェールの歌)
    エボリ…小林さん

3.「呪わしき美貌」 エボリ…小林さん

4.「私は死にます」 ロドリーゴ…成田さん

5.「世の虚しさを知る神」 エリザベッタ…横山さん

6.「泣いているのですか?」(別れの2重唱)
    エリザベッタ…横山さん、ドン・カルロ…成田さん


第2部

7から9は、本題である10の「蝶々夫人」への前座として、
日本のことを題材にした~ただし、相当の誤解や奇妙な、
意味不明の内容も含んだ~オペラの紹介として紹介、
演奏されたもの。

7.アーサー・サリバン 歌劇「ミカド」より
 (1)「ミヤサマ」
   横山さん、小林さん、水船さん、成田さん
 (2)「柳の小枝」(柳の歌) 成田さん

8.マズカーニ 歌劇「イリス」より
 (1)「その窓を開きなさい」 水船さん
 (2)「あなこ(あのこ)みたさに」 小林さん

9.シドニー・ジョーンズ 歌劇「芸者」より
 (1)「チン チン チナマン(チャイナマン)」
   ウンヒー…成田さん
   合唱…横山さん、小林さん、水船さん
 (2)「チョンキナ節」
   モリー…小林さん
   合唱…横山さん、水船さん、成田さん


ここからが第2部本題のプッチーニ「蝶々夫人」より

10.「蝶々夫人」より
 (1)「世界中どこでも」
   ピンカートン…水船さん、シャープレス…成田さん

 (2)「ある晴れた日に」 横山さん

 (3)「一緒に手紙を読みましょう」
   蝶々夫人…横山さん、シャープレス…成田さん

 (4)「桜の花を揺さぶって」(花の2重唱)
   蝶々夫人…横山さん、スズキ…小林さん

 (5)「さらば愛の歌よ」
   ピンカートン…水船さん、シャープレス…成田さん


個々、細かく記述するのは控えるが、横山さんのような
国際的な活躍をされている歌手や、私の場合、
女声に比べて男声歌手は、リサイタルなどの直接的、
身近な会としての場ではあまり聴いて来ていないこともあり、
成田さんや水船さんを正に「たっぷり、ゆっくり拝聴できた」ので
楽しい機会だった。
小林由佳さんは、オペラを含め、たくさん、何度も拝聴して
いるし、個人的にも存知あげている。

構成と内容的には、第2部の前座で置かれた、
 「蝶々夫人以外で、日本を題材にしたオペラ」に関する
紹介と解説が面白かった。

「蝶々夫人」でさえ、日本人からみたら、「はあ?」という
内容、設定が多々さるのだから、いわんや他の作品も然り、
だった。

なお、プログラムのプロフィール欄によれば、青島さん自身、
東京芸大作曲科を首席で卒業し、
卒業作品であるオペラ「黄金の国」は、芸大図書館に購入
されたほどとのこと。
二期会とは芸大の学生時代から縁があり、今では
東京のほとんどのオペラ団体と関係をもち、
練習指導者として 50作品以上の上演に関わってきた
とのことだ。
3つのオペラを含め、オリジナル楽譜出版数は
100点を超え、CDは20を超えているとのこと。

休憩時間には、自身の本がならべられているテーブルに
自身、立って、内容を紹介しながら売り込んでいたのも
青島さんらしくて印象的だった。


終演後、

小林由佳さんとご挨拶。
フェイスブックでしょっちゅうやりとりしているが、
直接お話しするのはこれで 2回目。

横山恵子さんには、
「先日のワルキューレのブリュンヒルデ、聴かせて
 いただきました。素晴らしかったです。
 2月22日の「ドン・カルロ」も既にチケット購入済みです」
とお伝えした。

成田博之さんには、
「ザ・ジェイドのとき、サインをいただいた伊藤です」
「ああ、どうも」
「2月22日の「ドン・カルロ」既にチケット購入済みです。
 楽しみにしています」「そうですか。頑張ります」

水船桂太郎さんには、
「KAMIKAZE、残念でしたね。コメントはしにくいと思いますが」
  (笑)と話しかけると、
「ああ~、よくご存知で~」(笑)
やりとりはそれだけ。でも、
「あっ、そう思ってくれる人、いるんだ」、と
思っていただけたと思う。
「お気持ちは察しています」ということを伝えたかった。
1人くらい、そういう話を向けてもいいだろう。
同業者のかたは、なかなか言えないだろうし。

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