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2013年9月 7日 (土)

長谷川陽子さんによるシャコンヌの解説

バッハの偉大な名曲、
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」の終曲
 「シャコンヌ」をチェリストである長谷川陽子さんが
 解説する講座が朝日カルチャーで行われた。

昨年のファンクラブの集いのミニコンサートで演奏されたし、
その後、録音したCDもリリースされているが、
直に解説を聴けるのは貴重だ。

ヴァイオリンでも難しいこの曲を、そのままオクターブ下げて
チェロで弾く、ということ自体、至難の業である。
陽子さん自身、こうした「挑戦」をする理由を、
 「シャコンヌを弾くことが自己の構築と破壊の連続であり、
  素晴らしい作品が演奏家を成長させてくれるから」
と語っている。

90分間の中で、まず、印象的な語句等を列記しておく。

①音楽的には2拍目が重要。けれど、奏するうえでは、
  第3拍目を大事に、意味を考えて、ニュアンスをもって
  弾くことがポイント。

②上昇する旋律ではクレッシェンド、
  下降する旋律ではディミヌエンドというのが一般的

③収まり(仮終始)の部分をそういう意識で演奏する

④部分(場面)のっては、チェロの構えた角度を少し変えることで
  あるいは弓の角度を変える=対象弦との角度を変えることで、
  演奏内容のニュアンスを変えたりする。

⑤二短調=神の調性、二長調=天使の調性


チェロを弾く人に対して、参考になる練習方法として
「同じ旋律でも、リズムを変えて、あるいは
 ダウン・ボーイングからと、アップ・ボーイングから等、
 変化させて練習するとよい」
という点はとても参考になった。

そのほか、陽子さんは、キチンと細やかに説明するところ
だけとは限らず、知っていること、理解できたことを前提に
進んでしまうところも少なくなく、例えば、逸音、
9度の音程という専門用語をサラッと言って(使って)先に
進んでしまうので、楽器それも特に弦楽器の具体的な奏法に
馴染んでないと、ただクラシック音楽が好きというだけの人
にはちょっと難しい講義内容だなあ、ということは感じた。

90分のうち、フレーズごとの解説に70分を費やし、
最後、シャコンヌ全曲を弾いて講座を終えた。

講習者たちはとても感動し、狭い部屋にもかかわらず、
大きく長い拍目を送ったのだった。


なお、この日は、西村悟さんのアルフレード、
須藤慎吾さんのジェルモンの「椿姫」が新国立劇場で、
また、小川典子さん企画によるデュオ(13時)と
 ソロ(16時)がミューザ川崎であるなど、
行きたい演奏会が3つも重なったのは残念だった。

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