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2013年8月 3日 (土)

中本椋子さん&松島 歩さん ジョイントリサイタル

ソプラノ歌手の中本椋子さんと松島歩(あゆみ)さんが、
谷中会館初音ホールでジョイントリサイタルを行った。

最近、ご縁あって、中本さんとフェイスブックでやりとりする
ようになったが、直接歌声を拝聴するのと、お会いして
ご挨拶は今回が初めて。
松島さんは全く存知あげていなかったので、拝聴はもちろん初めて。

このコンサートは、
日本声楽家協会 研究員リサイタルシリーズ vol.12 というもので、
ソロ試験優秀者に対して、ジョイントリサイタルというかたちで
出演がオファーされるもの。

過去12回のうち、中本さんは既に2回出演されていて、
今回が3回目。

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     第1部

松島 歩 ピアノ…辻田祐希

1.レスピーギ 「最後の陶酔」

2.ヴォルフ=フェラーリ「四つのリスペット」
 (1)緑の草原
 (2)たくさんの挨拶
 (3)あなたを捨てるなんで
 (4)溜息を知らなかった

3.レスピーギ 「四つの抒情詩」より「昔の歌に寄せて」

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中本椋子 ピアノ…角田恭子(すみだ やすこ)

1.ドビュッシー「月の光」

2.ドビュッシー「忘れられた小唄」より「グリーン」

3.ドビュッシー「ボードレールの五つの詩」より「バルコニー」

4.ドビュッシー「マンドリン」

5.ドビュッシー「アルエリのロマンス」

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    第2部

松島 歩 ピアノ…辻田祐希

1.アルディーナ 「口づけ」

2.ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」より
    「その眼差しは騎士の」

3.レオンカヴァッロ 「四月」

4.レオンカヴァッロ 歌劇「道化師」より
    「大空でさえずり(鳥の歌)」

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中本椋子 ピアノ…角田恭子

1.ロッシーニ 歌劇「セヴィリアの理髪師」より「今の声は」

2.ヴェルディ 歌劇「リゴレット」より「慕わしい人の名は」

3.R・シュトラウス 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」より
     「偉大なる王女様」

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アンコール
1.松島 歩 プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
    「私のお父さん」

2.中本椋子 バーンスタイン 「キャンディード」より
    「着飾って、きらびやかに」

3.デュオで ドリーブ 歌劇「ラクメ」より「花の二重唱」


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 感想

松島さんの声は直截的でピュアな感じがする。
清々しい点は素敵だが、やや「力み」も感じて、
 少し「もったいない」感じがした。
それでも、高音のロングトーンでの迫力と充実感は素敵だった。

また、プログラムを見て判るとおり、第1部、第2部とも
とてもユニークな選曲で、特に第1部のレスピーギの歌曲や
ヴォルフ=フェラーリの曲は私には珍しい曲でとても興味深く、
楽しく聴かせていただいた。


中本さんにはとても驚いた。
小柄なことを全く感じさせない豊かな声量にまず驚く。
そして声の質感は、中音域では厚みのある充実したもので
とても素敵だったし、
高い音域では今度は軽々とコロラトゥーラとしての技巧を駆使
して歌いこなせるのだ。

私が聴いてきた多くの歌手の中では、
①コロラトゥーラの技術には優れていても、中音域の声が
  いまひとつ物足りなかったり、逆に、
②中音域の声が充実していても、高音域での声が痩せて
  物足りなかったり、
という、どちらかのタイプの歌手が多いと記憶しているが、

中本さんは①②のいずれでもなく、その両面を
高いレベルで獲得している稀有な歌手の1人だと思う。

今回の会場はごく小さな、地域文化的空間で、もちろん
こうした地道な活動が重要ではあるが、
中本さんに関して言えば、既にどこの大劇場、大舞台でも
十分に歌える人だと思う。

実際、最近まで佐渡裕プロデュースオペラの
 「セヴィリアの理髪師」のロジーナ役での
森麻季さんのカヴァーとして参加し、
佐渡さんや森麻季さんからとても好評で可愛がられた
という事実がある。

今後間違いなく特に楽しみな歌手の1人だ。

今回は、第1部で、フランス語のニュアンスをうまく出した繊細な
ドビュッツシーの表現に成功していたし、
第2部の3曲は贔屓目無しに全て素晴らしく、
特に長大な3のR・シュトラウスの曲は圧巻で、
聴衆からこの日一番の大きな拍手と歓声を得ていた。

アンコールのキャンディードからの有名な曲も、表情豊かに、
良い意味で楽々と歌っていて驚いた。
本当に高い実力を既に獲得している人だ。
これからますます楽しみ。
何回でも聴きたいし、心から応援したい歌手。

アンコールの有名なデュオも素敵な歌唱で、この日の
エンディングを更に和やかにし、聴衆を喜ばせてくれたのだった。

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