« 藤 圭子さんを悼む | トップページ | MIWA チケット売出日初日完売に驚く »

2013年8月24日 (土)

菊地美奈さん 涙そうそうコンサート at 銀座  ファンをたいせつにする心、配慮、企画に感動

ソプラノ歌手の菊地美奈さんは、もう世代的にはベテラン歌手の
部類なのかもしれない。
それが証拠に、既に多くの固定ファンを獲得しているからだ。

この日、今や彼女自身が「自分の居場所」、ライフワークと考えて
いるビアホールでのコンサートに初めて「参加」して来た。

銀座ライオンの5階、音楽ビアプラザライオンは広い空間で、
平日の夜も含めて、定期的に複数の歌手などのより、
いわば「ビアコンサート」が開催されている。

今回は、彼女の誕生日月であることから毎年、単独ステージで
開催されて来ているもので、さっと見た感じでも100以上、
150人近く集まっていたようだし、後述するが、
歌好き、オペラ好きの常連もたくさん来場されていた。

彼女自身が「コンサートというより<宴会>です」と言うように、
 「ファン参加型の大宴会」とおう内容で、実に驚いたし、
とても楽しかった。


もちろん、先日も新国立劇場での二期会による「ホフマン物語」に
出演される現役の有名歌手だし、
東海大学や朝日カルチャー講座で指導する立派な先生でもある
彼女が、こうしたいわばある種「大衆的な活動」をすることに、
もしかしたら、疑問視する人もいるかもしれない。

美奈さん自身、そのことも感じているためか、フェイスブックで
 こう書いていた。
「自己実現できる場所があるって幸せだなぁとしみじみ思う。
 私にとってそれは完全に音プラ。今日改めて思った。
 そんな私を奇異に思ったり憐れんだりする人がいたって
 構わない。だって私も芸術家のはしくれだから。
 人と違う所が私の存在価値であって、
 他人の評価とのズレは認識してるけれど何の不安もない」

私は断然こうした彼女の姿勢を支持する。

アートに対していろいろなアプローチ、いろいろな生き方があって
当然いい。
人がどう言おうと自分にポリシーがあれば関係ない。
心から美奈さんを応援したい。

オペラや教師としての「硬い」仕事はもちろん、
こうした昔からの多くの固定ファンとの交流を含めた気さくな宴は
彼女の最良のディレッタンティズムの表現の場だと、
強く支持したい。

そして、下記のとおり、自分の歌だけでなく、
なんとアリアなどを歌えるファンとデュオをしてくれるのだ。
彼女の優しい心根からのサービス精神の表れだ。


さて、歌った曲だが、こちらもワインや料理を食べていたり
した後なので、完全に正確に曲順を覚えているわけでは
ないが、一応記載しておく。

歌の開始は12:30 大宴会の終わりは15:30という、
くじ引きコーナーなどを含め、各種企画の盛りだくさんな
長丁場だった。


  導入~食事後の第一部~美奈さんのコンサート

 涙そうそう
 すみれの花咲く頃

 ワーグナー ヴェーゼドンクの歌
 マスカーニ アヴェ・マリア
 リリー・マルレーン
 野呂昶 作詩 和泉耕二 作曲「あなたのほほえみは」
 トスカ 歌に生き 愛に生き


   歓談タイム


以下は、順番ではなく、スタイル別。

したがって、実際はこれらが交互になされた感じ。


  美奈さんのソロ

 愛の讃歌
 ムゼッタのワルツ
 タイム・セイ・トゥ・グッバイ(大宴会のラストの曲)


  全員で合唱

 Ein Prosit!
 フニクリ・フニクラ
 夏の思い出
 乾杯の歌
 音プラオリジナル 乾杯の歌
 エーデルワイス~70歳、77歳、80歳の人を祝って
 ローレライ


  生徒さん関係

 東海大学の生徒女性数名~6人ほど~による
 ヘンデル「私を泣かせてください」

 朝日カルチャースクールでの生徒 ご高齢の男女数名
 ~10数名ほど~で「ウィーン、わが夢の街」をドイツ語で。

 二期会の人と、ホフマン物語より舟唄


  ファンとのデュオやトリオ

 男性ファンのAさんとM田さんと美奈さんとで、
 椿姫から乾杯の歌

 男性M田さんと美奈さんで、
 椿姫より「パリを離れて」~原語デュオ


  ファンによるソロ

 男性Bさん シャンソンの「ラ・ボエーム」

 男性Cさん メリーウィドウからワルツ ドイツ語で

 男性Dさん グラナダとアンコールに応えてもう1曲


  美奈さんのピアノソロ

 ドビュッシーのアラベスク第1番
 これは、ピアノの瀧田亮子さんが 浴衣から
 洋装に着替えている間の「初の試み」

« 藤 圭子さんを悼む | トップページ | MIWA チケット売出日初日完売に驚く »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック