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2012年12月31日 (月)

配属先は「追い出し部屋」~パナソニックの終焉 朝日新聞朝刊第一面より

2000年前後、世は「実力主義」「能力主義」「成果主義」
という浮ついた言葉、地に足のついていない背伸びだけ
した言葉が企業社会を覆った。

あのころも、本来の「再構築する」という意味とは違う
 「リ・ストラクチャリング」いわゆる人切り=解雇、
退職勧奨としてのリストラが流行り、テレビドラマでも、
机とイスだけしかない部屋に追いやられ、毎日反省文とか、
新入生がやるような自己紹介文書き、など、
ガキのような扱いを強いて退職を促す状況が問題となった。

その流れは、この「実力主義」「能力主義」「成果主義」
という概念の曖昧さや日本人には合わないのではないか?
結局経営者側の都合の良い言い訳、方便ではないか?
という懐疑と反省が起き、しだいに水面下に入ってはいたが、
長引く不況と、大企業にこそありがちな、落とし穴に
落ちる事象としての~しかし要するに<経営者の無能さゆえ>
大幅な赤字経営が続く企業が増えて来ることで、
またもや歪(いびつ)な退職勧奨の記事が新聞に出てきた。

12月31日の朝日新聞第一面は

 「配属先は<追い出し部屋>」

として、パナソニックで今行われている明白な退職勧奨
について書かれている。

大阪本社から遠い横浜にある看板もない子会社には、
古い机と(一応)パソコンだけがあるガランとした部屋があり、
全国の様々な部署から113人が来た。

部署名は一応「事業・人材強化センター(BHC)」と
もっともらしい名があるが、仕事内容は「応援」。
各地の支社等の「要請があれば」駆けつけて梱包等を手伝う
というもの。
要請が無ければ1日中その日の終業時間を待つだけ。

中高年だけでなく、30~40代も対象とされた。
もちろん、113人というのはこれで全て終わりというのではなく
今後も継続され、1000人単位になるのだろう。

BHCでは、ときおり「研修」もあり、
 <自己紹介のやり方を見て、みんなで「ダメ出し」をする>
などが課されるという。

ここに転属される前は、上司からは

 「今の部署に君の仕事は無い。希望退職に応じるか、
  BHCへ転属するかを選べ」、と言われる。

同社広報グループは、こうした場合の企業の常套句である

 「会社として退職を強要するものではない」

としている。

こういうことをやって「本当に意味で蘇った会社」を、
私は知らない。

かつて、「家族主義」の会社の典型と言われた松下電器産業
だったが、創業者の松下の名を捨てて「パナソニック」という
横文字カタカナにしたことからして間違いだったと想像する。

     「パナソニックは終わった」

と言っても、たぶん失礼でも、間違いでもなさそうである。

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