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2012年8月25日 (土)

卑劣なジャーナリスト粛清命令~シリア政府

狙われたジャーナリスト;ジャーナリスト粛清命令「ヤバーニ!」

山本美香さんは単に「危険な戦場でとうとう巻き込まれて
しまった死」というのとは違いそうだという情報が
有力になりつつある。

確かにあの映像にはヘンな所がある。
山本さんは戦火の街に生きている市民だけでなく、いみじくも
自分を狙撃した連中ら、すなわち殺害状況も映したのかも
しれない。
そしてそれは隣にいてやはり撮影していた松本和孝さんが
撮影したフィルムに決定的ともいえるものが映っていたのだ。

政府軍と反政府軍が激しく奪い合う土地というアレッポで、
実際2人が入る直前も、政府軍が住民らに空爆していた。
それが収まり、2人が写す街には、家の2階から手を振る女性や
子供を連れた若い父親らという「普通の生活」がまだあった。

 しかし、奇妙なことが2つ生じる。

  【奇妙なこと1】

政府軍が来たという情報のためか、やや緊迫感が出て、
バリケードが築かれ出す。しかし、バリケードと言っても
 「子供騙し」のようなちゃちいモノで、それらを文字通り
子供らが笑いながら設置していたりしている。
少なくとも攻撃してくる敵が迫っている、という極度の切迫感は
まるで無いかのようだ。これがまず奇妙に感じる点の1点つ。


  【奇妙なこと2】

もう1つは、これは隣にいた佐藤さんのカメラに顕著に撮影
されているのだが、結果的に「撃った」と思われる連中らが、
右前方に「ひょこっと」「あまりにも唐突に緊迫感無く」登場する。
敵兵らいる場所に来るとしたら、いくら金で政府から雇われた
民兵とはいえ、低い姿勢で中腰で銃を構えて少しずつ
近寄って来るのが戦場の常識のはずだが、彼らはまるで
普通に現われ、数秒間とはいえ、
 「まるで撃たれないことが判っているかのごとく」平然と
 「普通の姿勢で歩いて登場した」のだ。

 これがおかしい。
そして、その連中よりも右付近にはジーンズの小太りの男
がいて、おもむろに「ヤバーニ(日本人だ)!」と叫んだ直後、
民兵らが一斉に、間違い無く「山本さんと佐藤さんめがけて
銃撃した」のだった。


①現地では、「外国人ジャーナリストを粛清せよ」という
  政府の命令が出ていたという。

②もともと、アレッポは政府寄りの市民(シンパ)が
  少なからずいる土地、街という。

③佐藤さんも言うように、戦場ではいわゆる「スパイ」すなわち
  内通者が双方に存在し得る=可能性としてはある、という。

④金で雇われた民兵は殺すことが仕事だから、
  「ジャーナリストを撃て」と言われていれば、
  何の躊躇もせず撃つ、という。

そこで、推論だが、直前に市民に対して、赤ちゃんには
  「かわいい」と言って愛情を持って撮影していた山本さん
には酷な話だが、たぶん、あの市民の中の誰かが
  「ジャーナリストが来たよ」と政府系民兵らに通報
した人がいて、よって、
 「民兵らが来るよ、という合図の意味で」簡単なバリケードが
作られ、それを見た市民らは安全退避しだした。

そして「普通に歩いてやって来た民兵」らは、
 「あそこにヤバーニがいる」との合図で、一斉に銃撃した。

これがあの状況と推測する。

狙ったゆえ、狙われたゆえ、山本さんは右腕だけでなく、
首、防弾チョッキを突き破って胴体にも被弾したのだ。

政府は国外犯として、殺人容疑で狙撃者を確認、逮捕に
動こうとしていることは当然のことだ。

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