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2012年4月 1日 (日)

南海トラフ 想定津波の衝撃

4月1日の朝刊各紙の第一面に、「南海トラフ地震」が起きた
ときの津波等のシュミレーションデータが掲載された。
 衝撃的内容だ。

「南海トラフ」とは、東海、東南海、南海地震を起こす一帯を
指し、駿河湾(富士川河口断層帯)から宮崎県日向灘南部
に及ぶ750キロmの広大な領域、水深4,000m級の海底
にある溝を言う。

ユーラシアプレートが構造的地動的に起こす力により、
この地域ではマグニチュード8級の地震が100年~150年
おきに生じて来たとされる。
内閣府の有識者検討会が3月31日、この地域の震源域が
連動し、最大級の地震が起きた場合の津波高と
震度分布の推計をまとめ公表した。

震度7になりうる地域は10県153市町村に及び、
面積では従来想定されていたものより23倍も拡大した。

高知県黒潮町では今回の最大値 34.4mの津波到来が
予想されたほか、従来には算出されていなかった20m以上の
津波が来る可能性のある地点が関東から四国の太平洋側の
6都県23市町村に広がった。

震度6弱以上の地震発生可能性地域は24府県687市町村。

中部電力浜岡原発の立地地点では、建設中の18mの
防波堤の高さを上回る21mの津波到来および2.1mの隆起が
予測された。


「南海トラフ」は言うまでもなく、東日本大震災さえ
大きく上回る広域ということ。

さらに衝撃的な指摘は、津波が到達するまでの猶予時間だ。

津波を起こす領域が東日本大震災と比べると陸寄りにある
ことから、場所によってはなんと到達時間が地震発生から
5分前後というところもあるという。

原発。
海抜の低い地域に住む人々。逃げるような高い丘等が
あるのか、という問題もあるが、それ以前に基本的な次のような
認識を確認することが大事だ。

今、政府や財界が
 「電力不足や経済打撃回避に備え原発の再稼働を」
などと躍起になっているが、それは最も基本的にして
大事なことを忘れているからだ。要するに、
 「昨年、巨大な地震が起きたから、もう当分ない」
などという甘い潜在意識があることの表れなのだ。

 「昨年起きたから当分ない、というのは幻想に過ぎない」

また、地域的に断層が無いからとか日本海だから
環太平地震帯上にない」とかももちろん幻想に過ぎない。

阪神淡路大震災だってそれまでは
 「あの地帯には大地震は起きない」と言われていた地域
であったことを忘れてはならない。

九州や四国にも当然起こり得る。
九州には巨大な有名な火山が少なくとも2つもあるのだから、
 「今まで起きていないことのほうが不思議なくらい」
なのだ。そういう認識でいるべきだ。

よって、この国にはまず地理的に原発を造ること自体に
無理があった。この原点に戻らねばならない。

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