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2012年4月 7日 (土)

世界は様々な概念と奇跡に満ちている

世界は様々な言葉が満ちている~雑念と妄想の間で

①「ハッシュ関数」について、IT知識を多少でも知っていれば
  別に難しい内容ではないが、そうでなければ何のことかは
  解らないだろう。

②将棋で「居飛車 対 四間飛車」と聞けば将棋を知っている人
  なら、その基本的な盤面=駒の配置はすぐに頭に浮かぶ
  だろうが、そうでなければ、何のイメージも浮かび得ない
  だろう。

③違法性阻却事由(いほうせいそきゃくじゆう)の意味は、
  法律を多少勉強したことがある人には別に難しい内容では
  ないが、そうでなければ、とても日本語には思えないだろう。

④「リース資産は2008年度からオンバランスが義務付けられた」
  と言われても、経理会計実務を知っている人には別に普通の
  知識だが、そうでなければ、何のことかさえ解らないだろう。

⑤「現先取引」と言われても、債券売買をしたことがない人には、
  およそ何のことかは理解できあにだろう。

⑥「ワルトシュタイン ソナタ」が、ハ長調で開始し、
  種々の和音構成を進み、結局 ホ長調で実質的な主題、
  メロディが最初に登場するのはユニークだ、と書いても、
  音楽が好きなだけでなく、和音についての基礎的知識が
  あれば、たとえワルトシュタインを聞いたことがなくとも
  音の流れは想像できるだろうが、そうでなければ、
  言葉は概念に至らず、ただの記号の羅列で終わるだろう。


このように、世界は個別の専門的概念に満ちているが、それでも
そうした専門的分野での概念の知識の有無を超えて、
人間の中にはスクッと生じる関係というものはある。

例えばそれは恋愛などの男女間の不思議な出会いと
繋(つな)がりであったり、
例えば、12歳の少年がショパンをうまく弾けることがあっても、
プーランクの 「エディット・ピアフを讃えて」 を弾くことは技術的に
可能でも「あのピアフの激烈な人生を、現代日本の12歳の
少年が理解できるわけはないだろう」と思いながらも、
もしや、若い魂はそして音楽は、そのような常識をこれまた
スクッと超えてしまい、越えることで理解や情が寄り添う瞬間が
生じるとうことは、あるいはあるのかもしれない。

世界は様々な言葉や概念を超えて不思議さに満ちている。

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