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2011年10月 2日 (日)

ADCグランプリ サントリー 「歌のリレー」    ~「あれは広告だったのだろうか」~     確かに「広告」というより 「温かなエール」

少し前の新聞広告の話。 7月11日の全国紙に、
  「あれは広告だったのだろうか」
との見出しで、大きな一面を割いて、「ADCグランプリ」のほか、
「ADC賞」、「ADC会員賞」などの表彰紹介広告が掲載された。

    見事「ADCグランプリ」受賞作品は、
 <サントリー「歌のリレー」コマーシャルフィルム>

   サントリーがCMとして放送した
   「歌いつないで エイドソング」だ。

 「上を向いて歩こう」 と 「見上げてごらん夜の星を」 の2曲を
  総勢71人のCM出演者が歌うもの。

同社が、日本が明日に向かって前進するために何かメッセージを
届けることはできないかと考え、希望の歌のバトンリレーを
行うことで少しでもたくさんの人の気持ちに絆の和を広げていく
ことができればと、同社のCM出演者に依頼。

71人がそれに賛同し、動画が完成したという。

2曲それぞれに、A、B、Cの出演者別ヴァージョンと、
放映時間も30秒と60秒のバージョンがあり。

どれも素敵だ。例えば、

   「見上げてごらん夜の星を」 の30秒モノでの、

  【榮倉菜々→檀れい→堀北真希→竹内結子→小雪】

   なんて、ついつい見てしまう。
   http://www.youtube.com/watch?v=ovZVDr9FE94

  歌がうまいとかへたとかは、こういう特殊なCMでは
  「二の次、三の次」となる。


   同じ歌の60秒もので、

  【矢沢永吉→宮沢りえ→萩原健一→ベッキー→近藤真彦
   →小雪→堺正章→三浦友和→本木雅弘→松平健
   →檀れい→永瀬正敏】

これなども素敵だ。
http://www.youtube.com/watch?v=Dz8UGZT2YGg&feature=related

他にも「上を向いて歩こう」(60秒)で、和田アキ子さんから始まり
松田聖子さんで終わるバージョンなどなど、興味深いものばかり
だった。


なお、この7月11日の、この受賞CMを伝える新聞の文が
素敵だったので、以下引用させていただきたい。


       あれは広告だったのだろうか。

  あの日から2週間後に、サントリーのCMがありました。
  「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」の2曲を
  多数の歌手や俳優がバトンリレーして歌ったCMです。

  そのCMは哀悼の気持ちをより深め、くり返し触れている
  うちに、自分の中にかずかな希望を感じるようになりました。

  そして、ふと思いました。
  テレビのCMではある。しかし、これはCMなんのだろうか。

  このCMは4日間でつくられました。

  震災からまだ間もないある日、都内のスタジオに
  サントリーのCMに出演する71名が集まりました。
  みなさん、無償の出演でした。

  人前で歌うのは大の苦手という人もいました。
  歌っている最中に涙がこみ上げて歌えなかった人も
  たくさんいました。
  時々、余震が起きていました。
  ニュースは被災地の深刻な状況を伝え続けていました。

  みな、震災と原発事故の事態に打ちのめされ、
  現地に行って何かの役に立つ、支えになる、一緒に悲しむ。
  それをいちばんにしたかったはずです。
  しかし、いまできることは歌うことでした。

  私たちADC(東京アートディレクターズクラブ)は、
  これはまぎれもなくCMであり、企業に広告であるとし、
  グランプリに選びました。

  コミュニケーションをデザインすることを職業とする私たち
  にとって、いま、何ができるかを深く考えさせる、
  あまりにも特別な年でした。

      東京アートディレクターズクラブ

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