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2011年9月 1日 (木)

防災の日に寄せて 「想定外」は許されない

ノーベル化学賞受賞者の野依良治さんは、

 「東日本大震災の地震や津波の大きさは通常のスケールを
  超えていたから、「想定外」というのは正直な感想なので
  しょうけれども、科学者が言うと「言い逃れ」に聞こえます。
  確率は低くても起こり得ることは起きる。
  危機管理が甘かったと反省し、率直に非を認めなければ
  なりません」

と語っている。


また、東北大学の元総長、阿部博之さんは、

 「巨大地震の対策がなぜできていなかったのか?
  一言で言えば<みんな甘かった>から」

として、東北電力の女川原発と福島第一原発との被害状況の差、
違いを例に説明した後、こう述べる。

 「地震や津波の予測には想定外はあっても、「安全設計」
  については「想定外はあってはいけない」のです。
  100の力を超えると壊れる場合、そういうことを是として
  設計することは通常あり得ない。
  「安全設計に想定外はない」のです。言いかえれば
  「想定外をいかに考慮するか、というのが安全設計ということ」
  なのです。 ですから、
  「想定外だから壊れた、というのは、全く安全設計の知識が
  無いのと同じ」です。
  100%の安全、というのはありません。
  特に工学の世界では無い。
  しかし、100%に近づける努力は重要です」

と述べている。

今回ほど、いわば責任逃れ、すなわち「千年に一度」とかいう
表現で「天災だからしかたないじゃないか」という論調が
繰り返されたことはかつてなかった。
それは本当に「ヘドが出る」ほど聞かされた。

よしんば今回、ある範囲に限定して(絞って)みた場合にのみ、
ある程度その言葉に真理が多少ともあったとしても、

 「今後は金輪際「想定外だった、などという
  <おめでたい無責任な言葉>は許されない」

と思う。
そのことを、この防災の日に、私を含む全国民は
肝に銘じなければならないと思う。

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