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2011年8月14日 (日)

児玉龍彦 教授 「満身の怒り」 7月27日  衆議院厚生労働委員会での感動的な演説

 「7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に
  国会は一体何をやっているのですか(激怒)」

この怒りの言葉で、児玉教授はスピーチを終えた。

8月7日の「ヒロシマからフクシマへ」の最後でも少し触れたが、
7月27日 衆議院厚生労働委員会における参考人報告者
として出席した東京大学アイソトープ総合センター長の
児玉龍彦教授による国会委員会での発言が話題になっている。

8月3日付けの東京新聞でも大きく取り上げられたし、
澤穂希さんが表紙を飾った「AERA(アエラ)」
8月22日号の中でも取り上げられている。

この報告の何よりも衝撃的な点は、

 「熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当
  するものが漏出している。さらに恐るべきことには、
  原発から放出された放射線の残存量は、
  原爆が1年後に1000分の一程度に低下するのに対して、
  原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしか
  ならない。
  チェリノブイリと同様、原爆数十個分の放射能が流出した
  のです」

とした点である。

そして、こうも言う。

 「枝野官房長官が「さしあたって健康に問題はない」という事を
  言っていたが、私はその時、これは大変な事になると思った」

 「東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらい
  であるかはっきりした報告をしていない」

 「民間では私たちのセンター以外にも放射能除去のノウハウを
  持つ企業や研究所は複数あるのに、そうしたところに
  政府としてお金を投じて協力してのぞむということを
  全くしていない」
とし、

 「3か月経ってそのような事が全く行われていない事に、
  私は<満身の怒り>を表明します(激怒)」

と心底 激怒したのだった。


報告の最後に、児玉氏は提言を述べている。

1.「食品、土壌、水を、国策として日本が持っている
   最新鋭の機器を投入して抜本的に改善せよ」

  今の日本の科学技術力で全く可能。


2.「緊急に子どもの被ばくを減少させるために
   新しい法律を制定せよ」

  今、私たちのやっている(除去に関する)行為は
  すべて法律違反。

  現在の障害防止法では各施設で扱える放射線量等は
  決められている。
  東大の27のいろんなセンターを動員して現在南相馬の
  支援を行っているが、多くの施設はセシウムの使用権限
  など得ていない。

  車で運搬するのも違反(だが、やっている)。
  お母さんや先生方に高線量の物を渡してくる訳にも
  いかないので、今の東大の除染ではすべてのものを
  ドラム缶に詰めて東京に持って帰ってきている。
  受け入れも法律違反。現状、全て法律違反。
  このような状態を放置しているのは国会の責任。

  全国には、国立大学のアイソトープセンターでは
  ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところは
  沢山ある。
  そういうところが手足を縛られたままでどうやって
  国民の総力を挙げて子どもが守れるのか。
  これは国会の完全なる怠慢である。


3.「国策として、土壌汚染を除染する技術を民間の力を
   結集させる」

  東レとかクリタなど、さまざまな化学メーカー、
  千代田テクノルとかアトックスというような
  放射線除去メーカーなど、様々なところは、
  放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを
  持っている。
  こういうものを結集して現地に直ちに除染研究センターを
  作ること。
  何10兆円という国費がかかるのをいまだと利権がらみの
  公共事業になりかねないことに、私は危惧を抱いている。

  国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もない。
  どうやって除染を本当にやるか、といことを
  早急に考え実施すること。
    (そして冒頭に紹介した)

  「7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に
  国会は一体何をやっているのですか(激怒)」


実際に南相馬市をはじめ、福島県各地で放射線除去作業を
続けている東大アイソトープ研究所の所長だけに
誰よりも説得力がある。

普段の児玉氏を知る人は衆院報告会でのその様子に驚いた
そうだが、普段、優しい温厚な人柄であるからこそ、
報告時に、ときに涙声になりながらそれでも激昂を
何とか抑えながらも、精緻な研究と、現状の分析を指摘し
公表したこの発言の意味、内容は極めて重たい。


     「百分は一見に如(し)かず」

とにかく、ご欄になっていない人は下記のユーチューブで
見て欲しい。

内容には相当に専門的な部分が多々出てくるし、
氏による研究報告が100%正しいのかという点については、
私を含む多くの人は多分判断できないとは思うが、
それでも、その「熱い」語り、
ヒューマニズムという昨今忘れ去られたような言葉で表現
するに相応しい論考と発言に強い感銘を受けるのは事実だ。

16分を超すものだが、「これを見ずにどうする?」
と言えるほど知的にも感情的にも大きな感慨を抱き、
感銘を受ける内容である。

http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

または次(同じです)

http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M


なお、この全発言を文字に起こしてくれている人がいるので、
そのブログURLも下記のとおり紹介する。
ただ、発言ではどうしても省略形をとることから、
文に起こすと論理的に意味合いが解り難い部分もあるので、
その点は自身の中で補足が必要となる。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html

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