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2011年5月21日 (土)

原発推進派の懺悔~ 住田健二さん

大阪大学名誉教授で、元・原子力安全委員会 委員長代理の
住田健二さんが、週刊「ダイヤモンド」誌で「推進派の懺悔」
として次のように述べているので、
前段だけをそのまま紹介したい。

 「今回の福島第1原子力発電所の事故を受け、たくさんの人に
  ご迷惑をおかけした。
  原子力を推進し、1993年から2000年まで
  原子力安全委員会の委員を務めてきた立場として
  お詫び申しあげたい。本当に申し訳なかった。

  東京電力を叱る前に私の力不足を反省しなければならない。
  「悲しい」や「情けない」といった言葉が浮かぶばかりで、
  こんなひどいことがあるのかという思いだ。

  事故の直接原因は天災かもしれないが、事故を拡大したのは
  人災の面が明らかに大きかった。
  すべての交流電源が失われた後、約10時間のうちに
  いったい何をしていたのだろうか。
  直流電流の動いているうちにできることがあった。
  その重大さを東電は知っていたはずだ。
  まさか四つの原子炉がダメになるとは思わなかった。
  今後、詳細は明らかにされるだろうが、
  救いようのない失態だ。

  背景には東電の技術的なバックボーンが揺らいでいた
  ことがあるのだろう。
  何か大切なものを見過ごしてきたのではないか。
  原子力へのおごりも重なっただろう。

  避難対象地域の方がたはいったいいつ帰れるのかと、
  たくさんの人に聞かれる。
  今のような危険な状態のうちには帰れない。
  東電の出した事故後の見通しを示した工程表は6~9ヵ月で
  収まるというが、この事故に前例はない。
  あくまでも希望的な観測だ。
  長期間に及ぶだろう」

    (後略)

率直な反省には打たれるものがある。いまだに
「安全」とか、「こんな事態は千年に一度のレアケース」とか
言っている人はよほどの不勉強か、よほどの極楽トンボとしか
言いようがない。
反省しないところからは何も始まらないのだ。

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