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2011年2月 7日 (月)

相撲の八百長問題 と 最低賃金法 について

以前も書いたが、「週刊現代」が2007年に相撲の八百長問題を
取りあげるはるか以前、1980年に「週刊ポスト」が既に話題に
していた。
「八百長問題」は少なくともマスメディアの間「でさえ」30年も
前からウワサされ叩かれてきた問題だった。

1913年生まれで今もなお矍鑠(かくしゃく)として活躍中の
音楽評論家、吉田秀和さんが当時、
 「これだけ、週刊誌が八百長問題を書いているのに、
  日本相撲協会が何ら反論しないのはおかしい。
  私は長い間、相撲ファンだったが、
  もうファンであることをやめようかと思う」
と書いたのだった。

あれから30年。「体質」は何も変わっていないようだ。

放駒理事長は<立場上>「過去には無かった」と言わざるを
得なかった。

今回、「根底にある問題」と指摘されているところの
 「十両と幕下とは雲泥の差」、という問題。
角界では十両以上の関取になって初めて「人間としての」扱いが
されるようだ。
十両は月給が103万6千円に加えて「付け人」も付くのに対して
幕下は無給。かろうじて、
「2か月に1度、本場所手当として15万円が支給されるだけ」
という。雑用がメインの大部屋生活が強制されるという。
だから、「十両から幕下に落ちたら大変だ」と思うこと自体は
当然の感情に違いない。

そもそも、年間にして90万円のみでの「雇い」自体、労基法に
抵触しないのか?という議論がもっとなされて然るべきだし、
もっと具体的に言えば明らかに「最低賃金法に違反している」。

             「最低賃金法」
 「最低賃金法」は全ての労働者に適用される。地域別最低賃金は
  パートタイマー、アルバイト、臨時、嘱託など雇用形態に関係
  なく、セーフティネットとして各都道府県内の事業場で働く
  すべての労働者とその使用者に適用される。
  特定(産業別)最低賃金は、特定の産業の基幹的労働者と
  その使用者に対して適用される(18歳未満又は65歳以上の
  かた、雇入れ後一定期間未満の技能習得中のかた、その他
  当該産業に特有の軽易な業務に従事する方などには
  適用されない)。
  「特定(産業別)最低賃金」が適用されない労働者
   ・18歳未満又は65歳以上のかた
   ・雇入れ後一定期間未満の技能習得中のかた
   ・その他当該産業に特有の軽易な業務に従事するかた

単価と年間の就業日数から計算すれば、「年間90万円」が
「どういうことなのか」、誰でもすぐに解ることだ。

放駒理事長は最近の理事長の中では
「一番誠実で真面目で常識的」な人に思えるから、
ぜひ改革に期待したい。

しかしそれはそれとして、
 「公益財団法人の資格は当然 剥奪すべき」 だ。

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