好調 安藤美姫さん グリーグの調べに乗って
安藤美姫さんが好調だ。
グランプリシリーズ第5戦のロシア杯で、先の中国杯に続き
金メダルを獲得した。
しかも今大会はショートプログラムで5位と出遅れての逆転劇
だったので、なおさら見事だ。
安藤選手は、これまでも音楽で
「えっ? この曲でフィギュアスケートって合うかなあ」と
いうような意外な選曲をしてきた。
モーツァルトの「レクイエム」が最たるものだったが、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の冒頭からしてだって、
印象的な音楽とはいえ、「フィギュアと合うかなあ?」という
疑問は抱かせる曲なのだが、この人がそれらを使って滑り出すと、
不思議なまでの説得力を持つから不思議だ。
今回のフリーではグリーグのピアノ協奏曲。
この有名な曲を冒頭から使っての演技というのも意外性という点
では正に意外。
しかし、以前のようなやや丸みを帯びた体型でなく、
しっかり絞り込んだスリムにしてセクシーな容姿からの
美しいスケーティングは、グリーグの清冽な音楽に乗って
クールな佇(たたず)まいとともに情熱的で優雅の
「これぞ魅せるスケーティング」とも言うべき演技によって
見事逆転優勝をやってのけた。
グランプリファイナルが楽しみだ。
余談
芸能人で「ミキティ」と呼ばれている人がいるそうだが、
芸能界やマスコミよ、「おふざけでない」。
我々にとって「ミキティ」は安藤以外にはいないのだ。
« 感動 吉田都さん ロイヤル・バレエ 引退公演 | トップページ | アジア大会 柔道 お下劣な反則と判定 日本柔道連盟は世界柔道連盟に厳重抗議を »
最近のコメント