« 「SONGS」 オリビア・ニュートン=ジョン | トップページ | TV「題名のない音楽会」 マーラー第5交響曲 »

2010年11月13日 (土)

嘉目真木子さん 画朗 「遊美」 コンサート &惜しかったブラジル戦 バレーボール女子

13日は16:30から8月8日に続いて荻窪の画廊「遊美」で
ソプラノの嘉目真木子さんが前回と同じく武田朋子さんのピアノ
により「たいせつなうた」と題してのミニコンサートが
「荻窪音楽祭」の一環として開催されたので拝聴しに出かけた。
ただ、自分が属するオーケストラの演奏会が近いこともあり、
練習を疎(おろそ)かにできないため、前半だけ聴かせて
いただいただけで正に「後ろ髪を引かれる思い」で会場を後に
したのだった。
後半に用意されたオペラのアリア等を拝聴できなかったのは
残念だが、前半の「秋」をテーマとした日本の歌曲集だけでも
彼女の特性、美質をあらためて感じることのできる素敵な内容
だった。

私が以前こっそりリクェストしておいた武満徹さんの「小さな空」
を歌ってくれたのは法外の喜びだった。
(直接、秋の歌ではないが、わざわざ入れていただいたので
 嬉しかった)
この曲についてはこれまで何度も書いて来たので繰り返さないが、
1点だけ書くと、武満さんが作曲したのは若かりし1962年、
ラジオ番組の主題歌としてだったが、後年、1981年に
東京混声合唱団のために無伴奏混声四部合唱曲として
書きなおされ、同年、田中信昭さん指揮で初演されている。
1984年には岩城宏之さんが作曲者監修のもと同合唱団と録音
しているし、更に後年、関谷晋さんが晋友会合唱団と録音する
など、合唱団によるCDが複数ある。
その楽譜は日本ショット社から出版されているが、しかし、
ソロ歌手が歌う場合、それぞれ任意の作曲家やピアニストなどが
編曲して歌わざるをえなという事情があり、この日は
ピアニストの武田朋子さんがシンプルにして素敵な編曲により
演奏されたのだった。

ところで、この日はむしろ一般には割と有名にもかかわらず
私が知らないでいた2曲がとりわけ印象的だった。

1つは「小さな木の実」。
ビゼー作曲だが、和風シャンソンのような感じの魅力的な歌。

もう1つが小林秀雄作曲の「落葉松(からまつ)」。
小林秀雄といってももちろんかつての文壇の大御所、大批評家の
小林さんではなく、合唱曲などで結構知られた作曲家の小林さん
による曲。有名な曲とのことだが、実際初めて知った。
中間部での短調に変わる部分での盛り上がりが素晴らしい曲で、
嘉目さんの強い(良い意味で硬質な、やや厚めな)声の質感に
とても合った素晴らしい歌だ。
今後、彼女のアンコールピースとしての持ち歌にされるとよいと
思う。

ピアノの武田さんのソロでの史上初のプロの女流作曲家とされる
セシル・シャミナードの「6つの演奏会用練習曲第1集」より
「秋」作品35-2という作品は、穏やかな優しい歌の部分と
激しくドラマティックな(ピアニスティックな)部分との対比が
よくできた素敵な曲だった。


というわけで、前半の終了後、「泣く泣く」自分の練習場に行く。
休憩時間にケイタイでヤフーから女子バレーボール世界選手権の
準決勝、日本対ブラジル戦の速報を見ると、なんと
2セットを連取(それも第2セットは何と25点をはるかに
オーバーして35対33で勝利)して、
すわ決勝戦に大手(32年ぶりのメダル、銀は確定)か、と、
とても興奮した。
そのあとは練習していても「その後」が気になった。
そしてリハ終了後に再度確認すると結局、その後
2セットを取られ、第5セットも取られて負けてしまった。
ストレート負けなら早々に諦(あきらめ)もつくが、
こういう負け方は非常に悔しい。
明日の3位決定戦であるアメリカ戦に期待したい。


この日の余話 中央線のヘンなダイヤに困惑
さて、蛇足を1つ。
話が戻るが、荻窪に行くとき、中央線のヘンなダイヤに惑わされ、
あやうく画廊コンサートに遅刻するところだった。
これまで荻窪のほか吉祥寺や三鷹等で降りたことがあるが、
今まで気づかなかったことに中央線の変わったダイヤ編成がある
ことを知った。
電車が中野駅に止まり、そのままでいたら、なんともう一度、
新宿方向に戻ってしまったのだ。
「異変」に気付いたのが大久保駅。
そこから再度戻ったから20分近くタイムロスしてしまった。
中野終点という表示や中野駅で注意を促すアナウンスは
あったのだろうが、ここ数日カゼぎみでボーッとしていたことや、
そもそも新宿から離れていく電車に乗ったからには「必然的に」
荻窪まで行くものという固定観念があったから何の疑いもなくいた
のだが、新宿―中野間という短い区間での往復電車があるとは
意外だった。
平日は知らないが、土日にさほどの需要があるようには
思えなかった。
東京には知らないことがまだまだあるものだと驚いたしだい。

« 「SONGS」 オリビア・ニュートン=ジョン | トップページ | TV「題名のない音楽会」 マーラー第5交響曲 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック