« センスの良いCM 黒木メイサさん ユニクロ | トップページ | 毎日新聞日曜版 原田美枝子さんの連載 »

2010年9月 5日 (日)

合唱曲ピース 2 武満徹 「小さな空」

武満の「うた」を未だ知らない人や合唱団は不幸とは言わない
までも、「素敵な世界を1つ知らない」、と自信をもって言える。
1960年の安保闘争の際に作曲されたあの感動的な
「死んだ男の残したものは」 は、作曲者自身が
「自分の歌としては珍しく多くの歌手によって歌われている」
と語ったように例外的に有名だし、本当に素晴らしい曲なので
後日書くが、まずは愛すべきうた「小さな空」について
書いてみたい。

武満の「うた」は最近は合唱団よりもむしろ多くのソロ歌手が
ライブやCDなどで多く取りあげている。
特に人気があるのがこの「小さな空」で、
私が持っているCDだけでも、
林美智子さん、家田紀子さん、腰越満美さん、佐藤恵津子さんが
歌っているし、ライブでは森麻季さんや錦織健さんらも
歌っているはずである。

素朴で美しいメロディ。
もっとも合唱曲の譜面では、武満らしい不協和音が
微妙というより絶妙な配置で仕組まれており、
決して不快な和音にすることなく作曲されているのは
「さすが」と思う。
合唱団としてこの曲を含め、武満の「うた」を取りあげないと
したら、「なんてもったいないことか」としか言い様がない。

詩(歌詞)を1番だけ記載しておく。
詩は武満さん自身による。

 青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった
 いたずらが過ぎて 叱られて泣いた
 こどもの頃を憶(おも)いだした

合唱団によるCDは3種持っているが、
1984年に岩城宏之さんが東京混声合唱団と録音したものが
最も素晴らしい。

« センスの良いCM 黒木メイサさん ユニクロ | トップページ | 毎日新聞日曜版 原田美枝子さんの連載 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック