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2010年5月31日 (月)

横パスしかしない日本のサッカー

昨日30日の対イングランド戦は負けたとはいえ、韓国戦に
比べればまあまあの内容だった。
オウン・ゴールというもの自体はどのチームでもやむを得ない面は
多分あるだろうし。

しかし、5月24日の韓国戦は私のような素人が観てもヒドイ内容
に思えた。サッカーについて特別詳しいわけではないが、
その夜のスポーツニュースで、どうして点も取れず負けたのかに
ついて解説者の説明はとても解り易かった。
試合のVTRのいくつかの場面を取り上げ、
 「ほら、ここでAが前にパスを出さなければならないのに、
  横に回してタイムロス=チャンスを逸している」、
 「ここでも自分で前に突っ込んでいくべきなのに後ろに
  パスなどしている」、等々、
3シーンほど具体的に実映像を再現しながら解説していた。
 「こんなことやっているような消極的な姿勢だから
  勝てるわけがない。これでは1点すら取れないのも当然だ」と、
とても説得力のある説明だった。

なぜ、前に蹴らないのか? 前に行かないのか?
1人でもゴールさせてやろうと思わないのか?
なぜシュートをしないのか?

以前もどこかで書いたと思うが、ドイツでは少年時代からの
練習の基本は1人1人がとにかく前へ前へとボールを蹴る、
すなわちゴールシュートが基本にあるのに対して、
日本ではパスが主体となっている、ということを
どなたかが書いていた、ということを紹介した。

また、釜本邦茂さんが5月27日の毎日新聞に、
「<各駅停車>ではサッカーは世界に通用しない」
  「どこからでもシュートを狙え」
というタイトルで寄稿されている。
その中で氏は、
 「自分が現役のときはFWだったこともあるが、シュートを打つ
  ことしか考えていなかった。打てなくても回すときも
  どこに出せば自分のところにもう一度ボールが戻ってくるかを
  考えた。
  試合に勝っても自分が得点できていなければ嬉しくなかった」

 「今はパスが得点を決めるための手段ではなく、それ自体が
  目的になってしまっているように思える。
  意図を持って回していないから「各駅停車」のように流れが
  止まってしまう。
  ときにはもっとシンプルにゴールに迫るべきだ」、
と指摘している。

プロサッカーコーチの湯浅健二氏が
「日本人はなぜシュートを打たないのか?」というタイトルで本を
書いている(アスキー新書)。
この中で一番関心が行ったのは、哲学者の小林敏明氏との対話で、
小林氏は、かつて丸山眞男氏が戦時中の日本社会について
「無限責任=無責任」と評したことを引用して、
 「日本のサッカーにも、その言葉が当てはまるように思った。
  すなわち、自分の責任をずらしていく。
  ずらされた責任を次の人もずらす。
  そして結局誰も責任をとらない。
  それは日本(人)の体質かもしれない」、と。

サッカーだけの話とはとても思えない。

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