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2010年5月10日 (月)

エーワン精密 梅原勝彦さん カンブリア宮殿

圧倒的に心に響く内容だった。
この日に放送された 「カンブリア宮殿」。

「いまどき、まだこういう会社、こういう経営者がいる」
ということ自体に、ホッとするし、感動する。
株式会社エーワン精密 社長 梅原勝彦さん。

1970年創業以来、解雇はゼロ。

梅原さんは1934年、裕福な家に生まれたが、
「女好きな父親=社長」のため、倒産。一家離散。
そのため12歳から丁稚奉公(でっちぼうこう)。
でも、そこでの社長さんが素晴らしい人で、
「社員を家族として分け隔てなく接していた」ことに
梅原さんは感動した。

学校を出ていないこともあり、その社長のようになりたく
25歳で独立。

そして現在のエーワン精密社で「会社は家、社員は家族」
を実践してきた。

営業利益率40%。
創業以来40年間の平均経常利益率も40%。

社員は高給。
賞与も昨年、全国8位。

基本給は年功序列で毎年上がる
 =社員の安定、安心感の創出。

賞与の配分に工夫がされている。すなわち、
業績の2割を社員に還元…月ごとに全社員に配分して
全社員ボーナス用として積立しているのだ。

社員の9割が一戸建ての家を所有。
そもそも山梨県韮崎市に工場を建てたのは土地が安いことを
考慮してのこと。
最初から「社員が幸福に暮らすことを前提に企業している」
わけだ。

だから「親子で従業員」も19組いる。その親はいわく、
「自分の子供に限らず、人に安心して入社を薦められる会社
 だから」、と。

「会社は家、社員は家族」
「親子の絆(きずな)が強い会社を作る」

梅原さんの新年の社員向け挨拶は毎年同じ。
「皆さんが安心して定年まで働ける会社を目指します。
 今年もよろしく」

会社が「健康」であることが大切、と説く。


同社の主要な製品は「コレットチェック」という金属部品。
パソコン等、多くの家電等で使われている。
そして、梅原さんいわく、重要な点は3つ。
1.品質…ただし、良くて当たり前。
2.短納期…ここで大企業で勝負できると確信した→成功
3.適正価格…安ければいいのではない。
  利益を度外視した価格では長続きしない。


同業他社が年国から見学に来る。全て見せる。写真もOK。
どうぞ会社(内)を見てください…1日200人ほど来る。
周り(他社)にも利益を出させることが大切だから、と言う。

社内にはPCはほとんどなし、のアナログ経営。
注文はFAXで受ける。
来たら「即」注文伝票を「手で書き」、エアシューターで数秒で
工場に。
仕掛け品(半完成品)をある程度ストックしておく。
受注日即日発送、翌日、顧客先に届ける。
これが、「短納期」の秘密だ。
オンリーワン製品はない。エリートはいない。
ただ、「短納期」で勝負。
「零細と言われる会社様に可愛がってもらっているから」
という。だから「短納期は当然」。


「利益はお客様からのご褒美」
14000社と取引。国内シェア6割。
材料費と業績との連動には常に着目すること。
好況と不況は交互に来る事を信じて諦めないこと。

繰り返しになるが、「会社は家、社員は家族」。

「社員を採用する際は定年までいてくれると思い採用する」

「どんなバカでも我慢して育ててきた」

「ときどき「死んじまえ」と社員には言うけど
 「辞めろ」とは絶対に言わない。
 前者は本気ではない。
 後者は社員を傷つけてしまうから。社員は宝」

「親子の絆(きずな)が強い会社を作る」


村上龍さんは問う?
誰もマネできないのでは?

梅原さんは答えた。
「マネができないことは何ひとつしていない。
 本来は「誰でもマネができること」をしているだけ」

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