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2010年3月21日 (日)

「シー・シェパード」 偽善者達の典型としての

ややニュアンスが異なる話から始めてみたい。
もう何十年も前から、受験生の間には次のような有名な笑い話が
ある。いわく、
「彼は東大に合格したとたん、学歴否定論者になった」。

本題に入る。
私が子供のころ、「クジラの缶詰」は当たり前のように家庭の食卓
にあった。特別美味しいわけでもないが、
でもなかなかの味付けがなされて市場に出回っていたと思う。

種のバランスの問題などから、「乱獲を抑制すること」には
もちろん賛成だし、現在、目的を制限し、以前より捕獲数を
大幅に縮小したとはいえ日本は捕鯨を続けていることは事実だ。
それが「どこまで必要なことなのか」について詳細に知らないので
偉そうなことを言うつもりは全くないし、捕鯨反対者の言い分を
待つまでもなく、日本としても、もっと対応を変更する必要の
余地は、あるいは存在しているのかもしれない。

それはさておいて、それにしても、いわゆる「シー・シェパード」
なる「軍団」の行動は「ほとんどテロ行為に近い」と言ってよい。
仮にどんなに言い分に正当な内容があろうとも、
手段を間違えては、そうした主張は相手側
(彼らの攻撃対象側)から冷静に受け入れられるはずもなく、
そうした理知的な判断もできないような「軍団」に
「そもそもの胡散臭(うさんくさ)さ」を感じる。

むろん想像の範囲だが、彼等の多くは、家に戻れば、
ビーフステーキや豚肉、あるいは人によっては魚類を
「毎日たらふく食べている」に違いない。
動植物の生態系破壊からの批判としての反捕鯨活動
だとしたら、では他の動植物はどう考えるのか?
という問題がある。
彼等の多くが食べている動物の「生態系バランス」は
どうなのか?彼等はそれについてどう思っているのか、
ぜひ知りたいものだ。

「自分は菜食主義者だ」と言う人もいるだろうが、
言うまでもなく、野菜、すなわち草花だって
「生きている」ことに何の違いもない。
そういう点を論理的に説得できないとしたら、彼等の活動は
「単に偽善者ぶったテロ行為にすぎない」とさえ言えると思う。

要するに、まるで、犬が好きな人が
「猫は殺してもいいが、犬は殺すな」、(逆に)
猫が好きな人が
「犬は殺してもいいが、猫は殺すな」
というような、とんでもなくナンセンスで乱暴な考えに固執して
いるだけの「種族」にしか見えないのだ。


冒頭の笑い話に共通点を見出して言うなら、
「自己の利益、利点のキープを絶対の前提としたのちに、
「建て前」をいかにも正当な論理のようにカッコつけて言う人間」
ということであり、そういう種類の人間は世界のどこにもいる。

①自分の利益、利する状況はキープしておき、
②その一方では、場合によっては①の状況さえ否定することも
 含んでいるかのような社会一般的な正義のような言動を示して
 <ええカッコしい>する。

冒頭の例だと
①は東大合格、②が「学歴否定論の主張」。
シー・シェパードのケースだと、
①他の動物や魚類の肉はたらふく食うくせに、
②「捕鯨は野蛮だ、生態系を崩す」と叫んで反対運動をする、
という対比が当てはまるように思う。
偽善的な人間は大嫌いだ。

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