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2010年3月10日 (水)

何度でも問う なぜ日本政府はカーチス・ルメイに勲章を授けたのか?~3月10日に寄せて

このブログを書き始めてまだ間もないころの2006年3月16日
付で、「ルメイの勲章」と題して書いているので詳細は
繰り返さないが、まず概要をもう一度書く。

1945年3月10日未明、300機を超したといわれている
B29戦略爆撃機が東京上空に飛来し、
木造家屋がならぶ人口密集地(いわゆる下町)の上野、浅草、
本所、深川など隅田川を挟んだ地域を中心に約2時間半、
30万発と言われる焼夷弾を投下し、一夜にして
約10万人が死亡した。
12日には名古屋、13~14日には大阪などでも多くの死者を
出す攻撃を受けた。

この「焼夷弾による焼き打ち=焼き殺し作戦」の立案者、
この攻撃作戦での最高責任者がカーチス・E・ルメイだった。

そして戦後、ルメイは「自衛隊の育成に貢献した」として、
1964年、あろうことか当時の政府から
「勲一等旭日大綬章を授与されている」のだ。

自民党の源田実や小泉純一郎の父親、小泉純也の働きかけが
大きかったとされるが、
さすがに昭和天皇はルメイとの面会を拒み、
佐藤栄作首相ですら面会を拒否し、自衛隊幹部からルメイに
勲章が渡されたというが、そういう状況の中であっても、
ではなぜ結局、日本政府として「ごほうび」をあげたのだろうか?
全く理解できない。

右翼、右派的な人間は、例えば、
「南京虐殺など日本人はやっていない。自虐思想だ」と、
左翼あるいは左派的、いや、一般常識を持った「まともな」日本人
さえを、しばしば批難する。

だが、おいおい、冗談じゃないぜ。この、
「ルメイに対する叙勲、これ以上の自虐的行為は他にあるか?」
「これ以上の<究極のマゾヒズム的自虐思想>が
 いったい どこにあるのか?」
と言いたい。

靖国神社の関係者の中には、
「カーチス・ルメイ顕彰館を創設して「軍神」として合祀すべき
 ではないか?」とする動きすらあるという。
ここまで行くと、もう、「笑うしかない」。

「アメリカの回しもの的言動」の最たる元外務官僚の
岡崎久彦らも賛成しているらしい。
こういうことに対してこそ、街宣カーよろしくの
「右翼諸君こそ、こうした自虐行為を叱り批判し、
  排除し、修正する言動を吐くべき」
だろう。 どうしたんだい右翼さん?

こうした点において(のみ)は、私は、
「右翼が左翼に見えるほどの右翼的人間だ」
と敢えて極論宣言するくらいの「愛国心」を持っている、
と自負している。
(もちろん、「右翼」というのは比喩にすぎない)

こうしたかつての日本政府の行為を、例えば
石原慎太郎や櫻井よし子、小林よしのりの各氏らは
どう思っているのか? 直接質問してみたいものだ。

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