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2010年3月 7日 (日)

We Are The World 2010

昨年大みそかの「紅白」は「うたの力」と題していたようだが、
それを感じさせてくれた人は全員であったわけではないことは
残念ながら言うまでもない。
それはさておき、歌に何らかの力はあるか?と問われれば、
もちろん、誰もが「Yes」、と応えるに違いない。
ただ、その「力」にはいろいろなカタチ(パターン)が有り得る。

まず、第一義的には個人の心の支えになり得る、という意味に
おいての「力」。
勇気づけられたり、一生の思い出になったり、折々の苦しい状況
を精神的に支える、という大事な役割を果たし得る、
そういう力を持っている。
それは「歌そのもの」に存在する場合ももちろんあるが、
優れた歌手によって更にそれがパワーアップして、人々に
伝えられる、ということも多々あり、どちらかは区別され難い、
というか、両者の「幸福な結合」があって、
より強く人々に歌が伝わり、人を勇気づけることになるのだろう。

もちろん、他方で、「同情するならカネをくれ」ということも真理
であることに違いない。
「人はパンだけでは生きられない」と同時に当然、
「パンなしでは生きられない」。
水、食糧、日常品等の物資、下水道等のインフラ、それらを可能
とする意味での根源的なカネの存在、必要性を否定する人など
誰もいない。

もう1つ、歌には(言ってみれば)「社会的なパワー」のような
ものも在る。
個々の感情から連帯としての大きな「和」、パワーとなって
何かを成し得る、そのキッカケや連携、連帯のよりどころとなる
存在として「歌」があり、「うたの力」が派生した大きな力を
生じることもあるのだ。


社会的に何か大きな災害、被害、事件等が発生したとき、
こうしたことの対する援助金、支援金、募金、という行動に
おいても、有名な人気アーティスト達はその力を発揮し得る。
そういう意味では彼らの持つステータスは「とても羨ましい力」
とも言える。
今年1月17日のブログにも、阪神大震災の際にそうしたことが
日本でも実施されたことは書いたし、
特別、大きな災害時ではなくとも、ボランティア的な、
福祉的な行動をその活動に取り入れているアーティストは
ジャンルに関係なく、国籍に関係なく、結構多くいる。
泉谷しげるさんは昔らかそういう点でも有名だし、最近は、
五島みどりさんや大野和士さんら、クラシックの中にも
多々いる。もちろん海外にも。

また、アフリカの恵まれない子供を自分の子供として法的に
受け入れ、支えている映画スターもアメリカ等、欧米には
少なからずいる。
(こういう点は、なかなか日本人はやれていないけれど)


「We Are The world」は、私が言うまでもなく、
1985年、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーなど
のアメリカの多くの有名歌手によりアフリカ飢餓救済を目的
として臨時に組織された「USAフォー・アフリカ」により録音、
発売され、その印税が寄付されたいきさつをもつ名曲。

今回、今年1月12日に発生したハイチ大地震の復興支援の
ため、セリーヌ・ディオンら、世界各地の名シンガーが集い、
あるいはそれぞれの活動の地においてこの
「We Are The world」が協力録音・録画された。
こうした行動には率直に共感、賛同するし、
彼等の歌声、行動自体にも感動する。
個々の内的なものとは異なるフェイズとしての「歌の力」を
感じるシーンだ。

下記URLを参照されたい。

http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI

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