« 映画 「おとうと」 お薦めします | トップページ | 解り易い解説;讀賣新聞夕刊 「ふしぎ科学館」 »

2010年2月10日 (水)

雪冤 特高 もう結構

映画「母(かあ)べえ」の冒頭。
「特高」がダダダッと入って来て、父(とお)べえを「思想犯」
として逮捕して連れていくシーンを思い出した。

2月4日、横浜地裁は、1942年に起きた「横浜事件」の
元被告5名(すでに全員故人)に対して、実質無罪を言い渡し、
有罪が確定した1945年から実に約65年ぶりの無罪=名誉回復
=冤罪が認定された。

戦時中(戦前も含めて)の警察の「特別高等警察課」、いわゆる
「特高」の「悪名」は、冒頭に記載した映画や、その他の本、
TVドラマや他の映画などを観る前からもちろん知ってはいたが、
この事件については知らなかった。
そのような「おぞましい」国体が、爆撃、原爆投下などの
多大な犠牲を経なければ消滅していなかったのか?
少なくとも(アメリカの言い分=言い訳は別として)、
事実としてあのような「革命」後でなければ、日本国民が
こんにちのような「自由」を獲得できていなかったやもしれない
と思うと、実に複雑で悲しい思いにかられる。

応援団が判決後に地裁前で掲げた幕にあった「雪冤」という言葉
が極めて鮮烈だった。

「雪冤(せつえん)」=無実の罪であることを明らかにすること、
というが、意味だけでなく、このような言葉や文字が存在する
こと自体、恥ずかしながら知らなかった。
しかし、こんな言葉が存在していること自体、存在していた
こと自体、あってはならないことだ(った)、と思う。
「雪」というキレイな字で、実態に対して慰めるかのような、
実態をキレイに誤魔化すかのような言葉自体が存在しては
ならない。

« 映画 「おとうと」 お薦めします | トップページ | 解り易い解説;讀賣新聞夕刊 「ふしぎ科学館」 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック