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2010年2月 3日 (水)

i P a d の衝撃 新しいイノベーション商品になる予感

1月27日、米国アップル社の最高経営責任者(CEO)
スティーブ・ジョブズ氏が新製品「i Pad」のデモンスト
レーションを行い、3月下旬から全世界で発売すると発表した。

「i Pad」はキーボードがなく、画面タッチだけで、
音楽を聴き、メールを送受信し、映像を見れて、新聞や
書籍の電子ペーパーを読める。

私が特に注目する点は「本が読める」という点だ。
ミニノートパソコンより軽く、スマートフォン(多機能携帯電話)
より大画面。
そして、たくさんの冊数が入力できるというから驚く。
白黒画像のアマゾンの電子書籍端末「キンドル」と違い、
カラーで画像で2ページ見開きも可。
「i Phone」、「i Podtouch」用に提供されている音楽や
ビデオ、14万種類の実用およびゲームのソフトを利用できる
という。
今のところの「弱点」としてはカメラ機能が無いことくらい、
とのこと。
同社はインターネットで電子書籍を売る「i Bookストア」も
開設した。

要するに、これまでの「紙媒体、製本としての本」から、
電子ブックに移行していく時代がいよいよ来た、という感じがする。
1台1冊なら、既存の出版業界も恐れるに足りずというところ
だろうが、なんせ、1台に相当数の本が入る、
かさばらないどころか部屋の本棚等が要らなくなり、そして、
ページも指の画面上移動によるファッとなんなくできる、となれば、
ほとんど業界全体を揺るがす大事件、「黒船の到来」に匹敵する
出来事ではないか、と決して大げさではなく、そう思う。

形態型ネット端末の世界普及台数は2009年に4億5000万台。
2013年には10億台以上に達すると言われている。
米国における2009年の電子書籍端末の出荷は前年比、
実に280%の伸び。
ソニーが追随するも、これまではアマゾン「キンドル」が60%の
シェアを獲得しているというが、「i Pad」が主役に躍り出るのは
時間の問題という気がする。

今後はむしろ、出版業界がどう出るかがカギだろう。
アップルとしては出版社側、著作権者との収益(取り分)の
配分率をどうしていくか?
でも、出版社がヘンに抵抗したら、アップルにしてもアマゾン
にしても逆に「出版社をとおさず、直接、著作者と交渉、契約
していく」という新たな法改正を含んだ展開=出版業界の
巨大な地殻変動が起きる可能性も大と見ておくべきだと思う。


日本は遅れている。先述のとおり、ソニーが米国のみにおいて
英語のみの同種端末を発売開始している程度。
シャープほか、国内各社、準備はあるようだが、遅れの原因は
技術的なことよりもむしろ、再販制度による定価販売という
国内の法規制にあるのではないか?と私は想像している。

なお、当面は英語版だけの本になるが、日本でのアップル社の
販売をめぐっては、NTTドコモとソフトバンクがその扱いに係る
争奪戦を開始しているようだ。


また、やや余談になるが、富士通が「i PAD」という別商品
(赤外線でバーコードを読み取るための端末)を米国で
商標登録申請していて、未だ登録待ち状態
(わかりやすく言うと、未認可状態)だが、2002年から
その販売自体は行われているという。
まあ、全く別商品なので、法的な障害排除(クリアー)問題は
それほど大ごとにはならないと思われる。

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