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2009年12月30日 (水)

もう一度 「JIN-仁-」について

TBSドラマ「JIN-仁-」については、12月20日に、
断片的な心象としての記号的な言葉を記している。
放送局の芸能担当者の間でも評判になっていたようで、
いずれも最終回の幕切れが「曖昧」だった点は不満である
としつつも、全体としてはそのロマン性やスケール感、
医術という観点からのヒューマンなタッチという点を評価して
いる。

讀賣新聞は、12月28日の夕刊で、記者座談会総括として、
「最終回(の内容、エンディング)について編集部では嵐のような
 議論が交わされた」と、いささか大仰にではあるが切り出し、
A氏は「最終シーンが理解できない。最近のドラマは、ラストで
 次作へのつなぎをする手法が目立つが、ついてきた視聴者の
 ためにもきちんと完結すべき。内野聖陽の坂本竜馬は良かった
 のに」
B氏は「続編や映画化を視野に入れてヒット作の最大活用を
 考えているのだろうけれど、こんなことが続くと、
 今後面白い作品が出てきても、視聴者は「どうせ最終回は
 あたふたで終わるのだろう」と思ってしまう」
C氏は「でも、役者が良くて、今期で一番良いドラマだった」
D氏「でも、議論になるのは皆、楽しんだ証拠。幕末の医療という
 ウケそうもないテーマでこれだけ見せた手腕はすごい。
 綾瀬はるのか日本髪も良かった」、
という記者間の会話を紹介するかたちで書かれている。

また、東京新聞も同日の朝刊で、(日大芸術学部の)
「こうたき教授のドラマ月評」において同教授は
「ロマン、十分に伝わる」と題し、
「最終回はカタルシスには欠けた。主人公のタイッムスリップに
 かかわる事件を放置したまま終わったからだ。
 が、その間のドラマは十分にロマンたりえていた」とし、
「話(嘘)のスケールがうれしい。(中略)人としての医師と
 しての道を問い直している。
 江戸の町人に施す治癒のリアリティが良い。
 俳優たちが役を生きていたことも大きい」として、
「綾瀬のまっすぐなまなざし、中谷の妖艶な哀愁が
 役に命を与えていた」。そして、
「未来とは、運命とは、という時代を超える問いを、仁の葛藤に
 包んで湧き立たせていた。メッセージが心に届くドラマだった」
と褒めている。

最終回の中谷美紀は確かに「魅せた」。
手術が成功して、雪の舞う中で、仁たちから去っていく姿と
セリフは「泣かせた」。
中谷さんは特別美人というわけではないが、昨今、
これほど存在感を際立出せている女優は少ないかもしれない。
素敵だった。

そしてもう1つ。エンディングで歌われたMISIAによる
「逢いたくて いま」は、今年最高のJポップソングだと
絶賛したい。これについては別途後日書いてみたい。

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