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2009年10月10日 (土)

オバマ大統領 ノーベル平和賞受賞

オバマ大統領にノーベル平和賞が与えられることが決定した。
これまでの実績に対してではないから、驚きということはむしろ
自然だろうが、
「プラハ演説は米国大統領としてはとても勇気あるスピーチ
 だったで賞」、とか、「理念として立派で賞」、
「正いい姿勢で賞」、などという意味合いでとらえればよい
のではないか。今後の期待を込めての、
「激励、応援、支援しま賞」、というところ。
本人も「値しないと感じている」とコメントし、さらに好感度を
高めた感じもする。

「意外」ということなら、昔はもっと意外な人が受賞している。
例えば1974年の佐藤栄作氏。当時誰かが、
「(非核三原則に立つ)日本国民全員に授与された、と考えれば
 よいのではないか」、とコメントしたが、
そういう性質のものだったかもしれない。

さらにもっと決定的に予想外な例がある。佐藤氏に遡ること
1年前の1973年のヘンリー・キッシンジャーの受賞。
ベトナム和平に尽力したとかだったと思うが、とんでもない、
彼こそ、少なくとも一時期、北爆を含む北ベトナム攻撃の実質的
な攻撃側代表者の1人だったわけで、「第三世界無視の発想」
以外の何物でもないものだった。当時、高校のクラスメートが、
「キッシンジャーがもらうのなら、ソンミ村虐殺の司令官にも
 与えればいい」、と、吐き捨てるように言ったのをよく覚えて
いる。

「キッシンジャーの受賞で、ノーベル平和賞は死んだ、意味は
 なくなった、少なくともその権威は失墜した」、
と思っているし、現在も基本的には同じ考えだ。
1973年のキッシンジャーの受賞によってノーベル平和賞の
権威は失墜し、意味の無いものとなったのだ。
だから、今回のオバマ大統領の受賞も、先述の性質のものと
考えればよいと思う。

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