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2009年10月10日 (土)

NHKトップランナー 中村祥子さん

生きていると、誰でもとき折、この人を知って良かった、と
思う瞬間に出会える。直接的が一番素敵に違いないが、
必ずしもそうではなく、例えばテレビ等で、直接その人と
知り合ったのではないにしても、そういう思いをすることは
誰にでも少なからずあるに違いない。

9日から10日に日付が変わった時間帯に放送される
NHKの番組「トップランナー」。
この日の登場はバレリーナの中村祥子さん。
「そういう人を知った」、と思った。
ちょっと衝撃的でさえあった。
ベルリン国立バレエ団のプリンシパル。29歳。
ウラディミール・マラーホフや熊川哲也も絶賛する。
控え目な性格だった6歳で始めたバレエ。
16歳でのローザンヌ国際バレエコンクール。
転倒したにもかかわらず、かえってその後は一心不乱の集中力で
スカラシップ賞と観客が最も気に入ったダンサーを選ぶ賞も受賞。
1998年、シュトュッツガルトバレエ団に受かるもデビュー前
の練習中の靱帯損傷の大ケガにより、舞台に出ることなく
契約を打ち切られ、退団を余儀なくされた。
しかし、リハビリ後、2000年、100倍の競争率の中、
ウィーン国立歌劇場バレエ団に合格。そして現在は、
先述のとおりベルリン国立バレエでプリンシパルを務める。

彼女の言葉の幾つか。
「溜める。音楽と遊び、どこまでギリギリにバランスを
 とれるか、音楽にギリギリまで寄りかかれるか、という遊び」
「諦めず、粘る」

男性司会者 箭内道彦氏は最後にこう言った。
「毎回、そのゲストが、仕事がその人の人生の何%を占めるか、
 ということを今まで密かに考えることをしてきたが、
 初めて「100%の人」が現れたと思う」、と。

「バレエバカと言われる」と彼女は言うが、これは草刈民代さんも
以前言っていたから、文字通り「体が資本」のバレリーナの場合、
普段の生活そのもの、食生活や睡眠、休日、休憩の過ごし方が
全て体という仕事の資本に直結しているため、しろくじ中、
バレエのことばかり頭に在る、ということになるようだ。
しかも、スポーツ・アスリートが基本的に若い時代という一時期に
限られるのに対して、バレリーナは引退しない限り、ステージに
立ちたいと思い続ける限りにおいてはいつまでも「体の調整」が
仕事と一体になっていく。
優秀なバレリーナが世界中に多く活動し、日本人の中からも、
どんどん優秀な人が出てきていいるが、その中でも最も注目
すべきバレリーナに違いない。

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