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2009年9月 5日 (土)

選挙についての感想 その1;地元(地盤)と立候補に関する所感

世襲、というのは本当に「日本的」な感情の表出による「空気」だ。
ときとして嘔吐感すら覚える。
小渕恵三氏の死去に伴い、「娘というだけの、ひよっ子女性」が
立候補し、支援者らが「我々が(彼女を)育てる」と発言した
ときは本当に嘔吐感を覚えたものだ。
あるいはまた、長崎市の前市長、伊藤一長氏がどんなに立派な人
であり、また凶弾という、あってはならない逝去ではあっても、
その後任選挙で、「親族」というだけで伊藤氏の娘婿、それも
長崎市とは無縁だった人が担ぎ出されるなんてこと自体も
いかにも「日本的」であり、田上富久現市長に選挙で敗れた際、
前市長夫人は「伊藤家に対するヒドイ仕打ち」などという、
とんだお門違いな発言をしたのは本当に滑稽で醜いことだった。

今後も「地盤、看板」ということを価値判断、選定判断として
選挙が行われていくとしたら、「個人」よりも「家」が重視される
社会だとしたら、これから100年経っても、この国は
相変わらず、「田舎者」で終始してしまうように思う。

では、地元に暮らさない候補でも100%違和感は無いのか?
という、本音というか、原始的な感情について正直に考えて
みたい。
象徴的な激戦区としてマスコミにも何度も多く取り上げられた
東京10区。私は正にそこの住人であり、先日は「選挙区」に
おいては小池百合子氏ではなく江端貴子さんに1票を投じた。
なぜ、江端貴子さんに投票したかと言えば、民主党という
ことだけでは必ずしもない。
ご家族と豊島区に暮らす江端さんに対して、小池氏は豊島区とは
全く無縁の人、いわば「よそ者」なのだ。
こう言うと、「いや、国会議員は本来、国益に資する仕事をする
のであって、地元云々の地域利権から考えるのは誤りだ」と言う
人もいるだろう。
そのとおり。既存の特に自民党の多くの政治家がそれこそ辟易する
ほど地元に利益をもたらすことで「地盤」を作って、政治生命を
つなげてきた歴史にうんざりしてきたわけだ。

それはそのとおりだが、それでも、
「なぜ、小池氏が豊島区から出馬するのだ?」という疑問は、
前回、彼女が小泉純一郎による「刺客第一号」として
「送り込まれた」ときでさえ、多くの区民は疑問を抱いていた
はず。
このように、小選挙区制度においては地元に無縁な者がその地
から立候補するということも難しい問題を提示していることは
事実だ。
いずれにしても、肝心なのは「個人の資質」の問題であって、
間違っても「家柄」などではない。
出馬選挙区の問題も、有権者に納得できる論拠は必要だろう。

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