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2009年4月10日 (金)

天皇皇后両陛下のご結婚50年を祝う

きっと、正田美智子さんという人が、この国に誕生したことは、
1つの奇跡だったのかもしれない。
ご成婚から50年のこの日、それに先立ち、8日に記者会見が
行われた。
これまでの、どの会見よりも感動的な会見内容だった。
これまで、ある意味ではプライヴェートなことでもあるため、
直接お二人から語られることが無かったことも含めて、
この50年間を、国内外の諸事実を重ねながら、お二人の
歩まれた道を振り返えられた。そして、それでも、冒頭に、
「国民生活に大きく影響を与えている厳しい経済情勢の最中の
 ことであり、祝っていただくことを心苦しいくも感じています」
というコメントを忘れることはなかった。

何にも増して、両陛下のお言葉で印象的な点は、互いに
思いやる感情を吐露されている点だ。

天皇陛下は皇后について、
「結婚当初から、若くして未亡人になった私の姉の
 鷹司神宮祭主のことをいつも心にかけ、(那須等で)
 一緒に過ごしたこと」
「二人は育った環境が違い、特に私は(疎開や旧制度の
 関係で、一般的な)家庭生活をして来なかったので、
 皇后の立場を十分に思いやることができず」
「務めを理解し、支えてくれる人がどうしても必要なことを
 話しました。プロポーズの言葉として一言で言えるような
 ものではなかった。
 (結婚を)承諾してくれたときは本当に嬉しかったことを
 思い出します」

想像力をかき立てられる素敵な部分は次のところだ。
「皇后は真面目なのですが、おもしろく楽しい面も
 持っており、私どもの生活にいつも笑いがあったことを
 思い出します」

そして、
「50年を皇后はよく耐えてくれた。
 結婚50年を本当に感謝の気持ちで迎えます」
陛下は感極まって言葉に詰まられたが、このような場面は
今まで誰も見たことが無かった瞬間だった。

皇后陛下も、
「50年前、新しい環境に入る時は不安と心細さで一杯
 でしたが、こうして陛下のおそばで金婚の日を迎える
 ことを本当に夢のように思います」
「(あるエピソードを披露し)今でもそのときのことを
 思い出すと胸が温かくなります」
と述べている。

この会見は、失礼を承知で言えば、紛れもなく、
お二人のラブレターの交換だった。
このような、ラブレターを交換するお二人の瞬間を見ることが
できたことは、私たち国民にとっても慶賀に違いない。

立場は違えども、幼少期に戦争を体験し、戦後、全く異なる
国内外の状況にあって、平和な国家として国民を思いやる立場と
世界の状況に対しても、そうした精神に立脚した思いからの
真摯な対応の連続であった両陛下の歩みに、あらためて
敬意を表する。

それは紛れもなく、お二人の真摯で温かく優しい、
人を常に思いやるヒューマンなお人柄によるものに
ほかならない。

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