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2009年2月14日 (土)

東京新聞に投稿文が掲載されましたので、 ご報告します。「多様な働き方」について

1月20日付の東京新聞朝刊の投書欄である「発言」の欄に、
私が投稿した文が掲載され(てい)ましたので、下記の通り
文面と合わせてご報告させていただきます。

今頃、と思われるかもしれませんが、実は掲載されていたこと
を知りませんでした。2月12日付の封書にて、
「既にご承知のとおり、1月20日に掲載させていただきました
 ので、薄謝を贈らせていただきます」とのことで、粗品を頂戴
したことで、初めて知ったしだいです。

東京新聞は定期購読はしていないのですが、昔から
「特集などによっては、なかなか良い内容を書くな」と思って
いて、特にここ1年ほどは、朝刊はなるべく買って読むように
しているのですが、1月20日は購入していなかったようです。
ですので、事情を同社にお伝えし、その部分をFAXにて送信
していただきましたので、下記のとおり、その違いも含めて
ご報告させていただきます。

以前も書きましたが、私は朝日新聞 朝刊の「声」の欄には、
過去3回、掲載していただいたことがあります。
(労務問題についてが2回、警察の不祥事について1回)

朝日の場合ですと、掲載していただくことが決まると、
文中の文字数や表現の変更、あるいは事実関係の確認等
などについて、電話やFAXなどで2~3回ほどの確認、了承
等のやりとりをしますし、それが普通だと思いますが、
東京新聞さんはそれがなく、いきなり掲載していただいた
ようで、それ自体は少し驚きましたが、でもありがたいこと
には違いありませんので、感謝いたします。
当然ですが、カットされた部分も含めて、表現や文字数が
多少違っていますが、不満はありませんし、特に
「出だしのもっていきかたは巧いなあ」、と思いました。

最初に、投稿した原文(修正前)の文面を下記、掲載させて
いただき、続いて、実際に掲載された文をそのまま掲載
させていただきます。
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まず、投稿した原文

「柔軟で多様な働き方、の言い分は詭弁」

労働者派遣法の改正について、財界首脳が口にする、
「現状においては、企業は労働の需給調整が可能で経営に
 柔軟性を保てるし、働く側にも多様な働き方を選べるという
 メリットがある」
という点について、前段は正直に経営者側の利点を述べて
いるが、後段は明らかに経営者側の勝手な解釈に過ぎず、
大半の労働者、とりわけ今、派遣社員として働いている人の
多くはそのような「多様性」などは求めていない。

「柔軟な雇用制度」、「働き方の多様性(多様な働きかたの
1つ)」なる言葉は、経営者側の都合のよい自己正当化、
すなわち「詭弁」に過ぎないと思う。
財界首脳のかたが、もし今の時代の青年期にいると仮定した
場合、はたして、その方々は、
「メリットがあるから、非正規で働くのもありだ」と考えるとは
とても思えない。
自分が希望しないことをなぜ人に勧めるのか?

また、「弾力的な雇用調整ができないと国際競争に勝てない」
という点にも疑問があり、実際、中国の労働賃金は年々アップ
しているし、東南アジアを含めて、これまでのように海外に
拠点を移すことがコストダウンにつながるという状況が今後も
継続されるという保証などはどこにもない。
これからの国際競争力は、成長した正社員がどれだけ就業
しているかが問われる時代に戻るとも考えられるのではないか。

(以上です)
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次に、1月20日の東京新聞朝刊に実際に掲載された文面を
記載させていただきます。

「派遣の利点 雇う側だけ」

労働者派遣法の改正について、政府や財界の首脳は必ず
こう言う。
「現状においては、企業は労働者の需給調整が可能で
 経営に柔軟性を保てるし、働く側にも多様な働き方を
 選べるというメリットがある」
前段は、正直に経営者側にとっての利点を述べているが、
後段は明らかに経営者側の勝手な解釈にすぎず、
大半の労働者、とりわけ今、派遣社員として働いている人の
多くはそのような「多様性」などは求めていない。
「柔軟な雇用制度」、「働き方の多様性」なる言葉は、
経営者側の都合のよい自己正当化=詭弁(きべん)に
すぎない。
 財界首脳の方が、もし今の時代の青年期にいると仮定
したら、「メリットがあるから非正規で働くこともありだ」と
考えるとはとても思えない。
自分が希望しないことをなぜ人に勧めるのか?
 これからは成熟した正社員がどれだけ就業しているかが、
企業に問われる時代になるのではないか。

(掲載全文は以上です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国や東南アジアのコストのことは省かれていますので、
補足しますが、実際に中国の対賃金比率が今後急速に
日米欧に接近することは間違いないと思いますし、
東南アジア諸国も、その目覚ましい経済発展を考えれば、
まだ時間はかかるでしょうけれども、少なくとも
10~15年前のように、
「海外に生産拠点を出せば「安く」あがる。国際競争に
 勝てる」
というような状況では、しだいになくなってくることは
間違いないと私は思っています。
日本が経済発展したように、東南アジアの皆さんだって、
いつまでも「現状に甘んじている」というようなことは
考えないほうが正解だと思います。
人間の自然欲求というものはそういうものでしょうし、
それがあるからこそ、経済が発展するわけですから。

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