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2009年2月 7日 (土)

詐欺に騙される人は「自己責任」と言われてもやむを得ない

以前、派遣制度について、「1985年まで、この国にはその
ようなものは無く、経済状況を背景に法律と、当時の日経連
の提言によって恣意的に階級社会をこの国の中にもたらした
という歴史的経緯があるので、個人にのみにその責任を
求める「自己責任論」は間違いだし、もはやそういう段階で
はない」と書いた。
要するに一部の人達により、「最初からアンフェアな状況」が
作られてしまったのだから、単純に自己責任だけに結論を
導くことは間違いなのだ。
これは私の意見というより、客観的事実なので、多くの人が
指摘することでもあることは言うまでもない。

ところで、いわゆる「振り込め詐欺」で騙される人や、
最近話題になっている「L&G」やら、大阪府佐野市の
自称女性トレーダーによる億単位の詐欺については、
もう、うんざりするので書く気もしないのだが、相変わらず
騙される人がいる、ということは次のことが言えるだろうと
思う。
1.まず、それだけお金に余裕がある、ということ。
2.振り込め詐欺に関して、子供や孫を装っての手口に
  騙されてしまう人は、これまでいかに子供や孫に
  金銭的に甘く、「人間的なつながりが希薄」で
  「甘やかせて」きたか、ということ。
3.個人やダーティ組織に投資してしまう人は、昔から
  ネズミ講をはじめ、とにかく同種類の事件が数多く
  存在してきているのに、そうしたことから何も学んで
  おらず、そうした社会的関心や常識が希薄なことに
  加えて、リスクへの警戒感、そうしたリスクヘッジを
  しようとしない「甘さ」、これらに加えて、
  「(通常の投資手段でなく)もっとカネを増やそう」という
  「欲の皮のツッパリが強すぎること」という「甘さ」がある
  こと。
4.当日の当日、「何時までにカネが必要とするような示談
  など、いっさい有り得ない」のに、そうした常識が欠如
  していること。
ということは言えるだろう。

振り込め詐欺については、最近、金融機関自体がそういう
騙される人を止めようと努力しているのにもかかわらず、
「いわれた時間までに送金します」と「自分は騙されていない」
という思い込み=前提で実行してしまってから、悔やむ人が
今も後を絶たない反面、「騙されたフリ作戦」も功を奏して
きているようで、警察とダッグを組んで、犯人達をおびき寄せて
逮捕に至るケースが出てきてもいるのは、せめてもの「進歩」
と言える。
以前も書いた思うが、疑問として
「自分の子供や孫の声が判断できないのか?判り難かったら、
 なぜいったんカットして、自分から当該子供や孫に確認する
 行動をとらないのか?」
ということは本当に理解に苦しむ。

以前、私の実家にも電話があり、我が家は絶対にそういうこと
に関心を持たないというか、「バーカ」とバカにする常識を
皆有している家族なので「軽く一蹴」したのだが、その後も
3回ほど電話があったそうだ。

「L&G」や女性投資家というのは、要するに個人や組織に
よる非合法な投資信託あるいは投資ファンドという仕組みを
とるわけだから、それ自体既に「出資法違反」なわけだし、
「絶対に儲かる」ことは常識的に考えると「まず自分でやる」
わけで、わざわざ出資を募って、人様(よそ様)に、
「儲かりますよ」などという「情報は普通は伝えたがらない」
というのが「投資家の心理」のはずで、「募る」ということは
「ウラに何かが在る」と考える人が常識的なハズなのに、
先述のように、「欲の皮」のために、そうした理性的な判断を
自ら捨て去ってしまうことは残念なことだ。

以前も書いたが、言葉は悪いが、昔から、
「バカは死ななきゃ分からない」という言葉がある。
騙されてみて初めて自分の愚かさに気づくわけだが、その
「勉強代」は高くつく前に気付いて欲しいものだ。
生活保護申請さえ却下される状況の人々に比べたら、
申し訳ないがそのような「騙され人」については、
「自己責任でしょ」、としか言い様がない。

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