チェンバー・フィルさん、行けなくてゴメン & ハイドンついて
チェンバー・フィルハーモニック東京さんから招待券を送付
していただいていたにもかわからず、所用で間に合わない
ことが判ったので、失礼してしまった。
同オケの、ミューザ川崎での記念すべき演奏会で、
プログラムも、(オケの名のとおり、室内オケではあるが)
「タンホイザー序曲」や「新世界」交響曲など、大変意欲的
なプログラムで、特に第1曲目にハイドンの交響曲
第94番「驚愕」をもってきており、実はこれが一番興味
深かったのだが。
アマチュア・オーケストラは、なぜか(理由はたぶん金管等
編成、メンバリングにおける「主導権(?)」の関係だろうが)
モーツァルト以前の曲はプログラムに登らない傾向があり、
ハイドンに至っては極めて稀である。
2000年に岩城宏之さんと「熊」をやったのは例外的で、
「春の祭典」、外山雄三の曲とともに、古典中の古典の
ハイドンをもってきたのは、さすが岩城先生で、
あの絶妙にして抜群のプログラム・バランスは「素人」では
考えも及ばない素敵なセンスだった。
「ハイドンが弾ければ(演奏できれば)一流」、という言葉は
プロの演奏家なら皆、知っているが、アマチュア奏者の間では
あまり知られていないか、無視されている。
岩城先生も、それを念頭に、そして他の近代・現代の曲との
対比からの選曲で、実にありがたい配慮だった。
弦楽器においては、モーツァルトとハイドンは、アンサンブル
向上の点においても「必修」にもかかわらず、まずめったに
アマオケはやらず、大抵のアマオケは、派手なロマン派の曲
をメインで「お茶を濁してばかりいる」ので、いつまで経っても
全体としての演奏レベルが上がらないのだ、と想う。
新交響楽団クラスのレベルなら、ロマン派中心でも十分OK
だが、そうでないところは、古典をもっと組み入れると随分と
アンサンブルが向上すると想われるのに、大抵どこの、
ほとんどのアマチュア・オーケストラも、先述のとおりの状況
で、加えて、そうした金管主導の選曲にもかわらず、
金音が始終、あるいは良いところで「音を割っている」ような
ことがもしあるとすると、これはもう論外としか言い様が無い
のだ。
なので、今回のチェンバー・フィルハーモニック東京の、
ハイドン、ワーグナー、ドボルザーク、とりわけ今述べた理由
から、ハイドンをもってきたことは尊敬に値すると考えるので、
拝聴したかったしだい。
今後も同オケの古典ものを含めたプログラミングと、
取り組みに期待したい。

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