« Qちゃん、お疲れ様でした。 | トップページ | 報道陣からの拍手 »

2008年10月28日 (火)

架空対談 「根拠なき?」 非論理という論理性

A 「今日の日経朝刊で昨今の日本の株式市場の状況に
  ついて「根拠なき崩落」と言っているね、どう思う?」

B 「間違っているね。少なくとも正確な表現ではないな。
  確かに日本は米国はもちろん、欧州に比べても、
  サブプライムローンの影響は少ないはずだし、
  レバレッジ経営(負債依存経営)とも、基本的には
  ほぼ無縁という企業状況が大半だろう。
  日経平均株価が7,000円台前半だった1982年の
  今ごろ(26年前)と比べても、東証一部企業の時価総額
  や実質GDP、家計の金融資産の推定される増額等々
  と比べても、いまのほうが遥かに潤沢だし、バブル崩壊
  後の最安値=2003年4月28日前後のころは、債務や
  設備等の「清算」が間に合っていなかった等々の事情が
  あったことに比べたら、確かに今のほうが良い材料が
  多々あって、なるほど、これほど欧米に引きずられて、
  あるいはそれ以上の下落率をもって、株式市場が
  下がる、というのは、論理的とは言えない」

A 「だろう。じゃ、なぜ、違う、と言うの?」

B 「敢えて禅問答のようで申し訳ないが、「根拠が無いから
   下がる」のさ。根拠があればね、それを払拭する手段を
  打ち出していく、少なくともそうした声明をすれば、
  一定期間にある程度で、下げ止まるんだ。
  でも、今回は、欧米には「歴然たる根拠」があるのに
  比べ、日本には明確なそれが無い。少なくとも絶対的な
  までの不安要素は本来それほど無い。
  もちろん、ご承知のように建設・不動産業界は大変
  厳しい状況にあるが、あの業界はもともと、
  建設ラッシュ・バブルの要素はあったし、キャッシュフロー
  をギリギリの状態で自転車操業してきていたし、
  耐震偽造事件以降、関連法規が相当厳しくなることに
  なって、今の建設業界にいる人で、新基準の資格試験に
  合格できる人はあまりいないんじゃないか、と噂されている
  等、様々な要因があるからね。
  また、半導体不況とか、食品業界の相次ぐヒドイ不祥事
  とかの一部の業界を別とすれば、ようやく、このところの
  日本の経済状況は良くなっては来ていたはずなんだ
  けれどね。
  でも、「世界が大変なことになりそうだ。海外の市場が
  下落して、日本が連鎖しないわけはない。だいいち、
  輸出産業等の為替に係る業界をはじめ、警戒感からの
  全体の消費の落ち込みが生じるから、日本の株式市場
  も「影響が無い訳は無い」という、ある種「ウィルスへの
  警戒」ともいうような、漠たる不安、これが一番厄介で、
  こんな「非論理的な心理」が、実は一番、理論的には
  市場をガタガタにしやすいんだよ」

A 「そういうことか・・・」

B 「いや、もちろん、そんな禅問答だけで済む話しではなく、
  現実的なことを言えば、もちろん一番の原因は
  「ガイジンによる日本株の売り」だね。ハゲタカ君らファンド
  を中心に、とにかくこれまで、ガイジンの(機関投資家を
  中心とした)多くが日本の、いわゆる有名会社というか、
  いわゆる優良銘柄を相当数の株式を保有してきていた。
  でも、ここえきて、そんな余裕は無くなって、とにかく、
  彼らは資金繰り、すなわちキャッシュを手元に置く必要に
  迫られているわけだ。だから、日本株をどんどん売って
  いる、まあ、現実現象としてはそういうことはもちろん
  あるよ。だから、今、「優良株ほど下げがキツイ」状況に
  なってるわけなんだ」

A 「ヤツらも、相当パニくっているんだ・・・・」

B 「そうだね。それは間違いない」

A 「でも、普通、円高になると日本株の上げ要因、
   円安になると下げ要因、というけど、今度は
   株安&円高、だね」

B 「ガイジンは日本の財務体質を他国に比べたら良質、
  と判断しているんだろうね。もちろん、米国の状況が
  ああだから、「有事のドル買い=ドル高」どころか、
  「有事のドル売り=ドル安」になってしまった、という
  ことの逆の現象でもあるのだけれど。加えて、
  今言ったような、日本の含み資産、バランスシートは
  結構「キレイ」と思われていて、
  「救ってくれるのは日本」なんて思われているのかも
  しれないよ、そういう潜在要因もあるのかもしれない」

A 「えっ? 800兆円とかいう「負債大国」なのに?」

B 「(笑)そう、おかしな話しなんだけれどね。
   それも、さっき言った「非論理性が論理的な要素と
   なって、相場を動かす」ということにも通じていると
   思う」

A 「ふーん、なるほどねえ・・・・。で、君は日経平均は
  どのへんで下げ止まるとみているの?」

B 「おっ、「底値」に来たら、買いに出る気だな」

A 「もちろんだよ(笑)。絶好の「買い場」じゃないか。
  ある意味では千載一遇のチャンスとも言えるだろう」

B 「ハハッ、そうだといいけどね。
   では、僕の予想を言うとね、もちろん、この日の安値
   6,994円90銭が「底」であれば幸いだし、その
   可能性はあるとは思うけれど、こういう時期はね、
   あわてず、焦らず、一応、まずは「最悪」を想定して
   おいたほうがよいと思う。
   目安は6,500円まで行くか行かないか、だと思うね。
   もう一度か何度か7,000円を割り込んでも、
   6,500円を下回らなければ、その期間での最安値
   が「底」、で、もし、6,500円を割り込むことがあると
   したら、6,100円が「底」と読んでいる。
   5,000円台はさすがに考えにくい。
   相当「ザックリ(大雑把)だけれど、こんなところで
   いいかい?」

A 「なるほど、じゃ、それを参考にして買いまくるぞ」

B 「おいおい、いくらこういう時期でも銘柄を「選ぶ」こと
   は基本中の基本だよ。どこの会社の株式でもOK
   というわけにはいかない。
   とにかく、自分でよく調べることだね。関心のある
   銘柄=会社については、少なくとも、ここ、3年間
   の業績の推移と、ここ半年~1年ほどの株価の
   推移、売買高の推移、その他諸々を鑑みて、
   今のその会社の株価は「あまりにも安い」のか、
   そうでもないのか、を見極めること。
   日経平均が上昇しても、個別ではまだまだ
   下がって行く株式もある、ということは言うまでも
   ないことで、それを忘れないことだね。
   それと、買った株式が一定の水準の株価に戻して
   いくには、ある程度時間がかかると思うから、
   一定期間の保有は覚悟しておくこと。
   最低でも1年間は売らない(換金しない)という、
   そういう余裕資金での投資、ということは当然の
   前提だね。こういう時期に「短期売買」なんて
   あり得ないからね」

A 「わかった、わかった。ムリはしないよ(笑)」

B 「それがいいね」

« Qちゃん、お疲れ様でした。 | トップページ | 報道陣からの拍手 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック