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2008年9月27日 (土)

流通業界の昨今

三越が池袋店、鹿児島店など4店を閉鎖する、というニュース
は、いささかショッキングなものだ。
池袋店は数年前、トイレがキレイになったこともあり、失礼
ながら、たまたま池袋を歩いているときに拝借する程度で
しか入らない、という利用者とはおよそ違う人間ではあるが、
跡地には、いま流行りの大型家電量販店の1つである
ヤマダ電機が入る、ということを聞くと、改装以前の昔から
三越があった立地ゆえ、いささかの感慨はある。

ただ、改装以降、先述のような、たまたまの入店ではあって
も、1階に「ルイ・ヴィトン」やら「シャネル」などがあると、
テナント料収入という点で理解はできても、「おいおい、
外資に占領されたのかよ」という複雑な印象は否めない。

もともと、高級店志向=富裕者層好みの百貨店の歴史があり、
その打破もあっての伊勢丹との提携などがあったのだろうが、
それでもまだ他の階においても、良く言うと「気品」があって
「キレイ」だが、やや悪く言うと、「気取り」が見え、要するに
いかにも「富裕者層向けですよ」という印象が「ミエミエな」感じ
がして、この点は、少なくとも私を含む「普通の一般大衆」、
特に若い人には近寄りがたい感じはしていた。
実際、各フロアのお客さんの数は、それほど多くを見ない
場合が散見される。少なくとも、見た目のイメージではあるが、
フロアをゆったり使うのは良いにしても、品数の量=顧客の
選択肢、という観点から考えると、効率の良い運営が行われ
ている感じは全くしない。

ユニクロ(ファーストリテーリング)も、いっとき、社長交代劇
等の「バタバタ」があった時期=業績低迷時期もあったが、
最近は持ち直してきているようだし、9月13日に銀座に
オープンしたという、スウェーデンを発祥とする世界第3位の
カジュアル衣料チェーン店、「ヘネス・アンド・モーリッツ」店
は、連日、警備員が入場制限しながらの営業というほど、
若者を中心とした来客があるという。

池袋に話を戻すと、いうまでもなく、三越店の向い、
あるいは駅反対側も含めるとビックカメラの本店、
PC専門店を含む数店舗が存在し、また、数年前には、
そのビック本店すぐ横隣に、ヤマダ電器「LABI池袋」が
開店して賑わい、家電量販店戦争の真っ只中の様相を
呈している状況を考えると、老舗の名門も、何らかの
思いきった戦略を打ち出していかないと、新たな顧客を獲得
していくことが難しいと思う。
東武百貨店、西武百貨店は、別に「高級志向」ではないし、
顧客もそんなものは求めていない。だから、両社店も大変
だろうけれど、なんだかんだ、店内を工夫しながら、今日に
至っている。
西武は今一つ新戦略が見えない感じがするが、東武は
様々な工夫展開をしながら、やりくりしながら来ている感じは
する。

単純に「閉鎖というリストラ」も結構だが、それ以前に何か
斬新な戦略を打ち出したのか、という点は、ハタで見ている
限りでは全く感じられなかった。
そういう意味での、そういう流れにあっての「閉店」という
ことは、実に残念ではある。

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