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2008年3月 9日 (日)

上海から来た先生に希望を見る

ちょうど先週だったと思うが、NHKスペシャルで、
「上海から先生がやって来た~貧困の村で」というタイトルの番組が
放映された。

上海の大学生がボランティアで、山奥のいわゆる貧困層といえる
村に滞在して授業をする内容で、梁(りょう)さんという、真面目そう
な女子学生を中心にルポが進行された。
最近は、こういうかたちで農村へ行き、ボランティア活動をする
「都会の学生」が増えてきているという。
あの「文化大革命」という、「大いなる偽善」、中国の人たちにも
疑心と不満と不平等と憤りしかもたらさなかった運動による、
「下放政策」とは180度「真逆な」、自主的な動きだ。
また、NPOにより、貧困な村々にも、少しずつ学校が建て始め
られている、というし、昔は、そういう地域では、小学校までしか
行けなかった子供たちも、今は、せめて中学校までは何とか行け
るような状況にはなってきた、とのことだ。

梁さんが、1人の女生徒の境遇に鑑みて、奨学金受給対象者に
推薦したものの、うまくいかなかったことで、
「私は、子供のころから(上海という都会で)大事に育てられた。
 (経済的に特に苦境ということではなかった)
でも、(同じ国の中には)こんな人たちがいるなんて・・・・」と
涙ながらに語っていた。
彼女が、女生徒の家庭が抱えた借金の返済に関して、銀行に
同行して、返済期間延長のお願いや、利子の高さへの批判を
ぶつけるシーンも放映されていた。

日本以上の「極端な経済格差」が生じている中国。あるいは、
ロシア等。
せめてもの「救い」は、中国には、こうした「優しい若者もいるのだ」
ということの事実だ。

中華人民共和国は、事実上、完全に「資本主義体制に移行した」
と言ってよい。この「大きな格差」にどう取り組むかが大きな問題
であることは間違いない。

そもそも、社会主義の理想は、「貧富の差無き、差別無き社会の
実現」にあったのではないか?

ユダヤの経典に、「1人を救う者は世界を救える」というものがある
そうだ。逆に言うと、
「1人さえ救えない政治家は社会全体を救うことなどできない」
ということだ。

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