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2008年3月 5日 (水)

ガイア KDDI 派遣 企業イメージ

4日放送の、「ガイアの夜明け」では、派遣社員の不当な勤務状況が
あらためてクローズアップされて、考えさせられた。
具体的には、KDDI社の待遇のヒドサが露呈されてしまったのだが、
あんな放送されたら、「ひでえ会社だな」と、企業イメージとしては
相当な「打撃」、大打撃どころか、
「サイテーという烙印を押されて社会に紹介されてしまった」、とさえ
言えるもので、少なくとも企業イメージとしては「失墜」と言ってよい。
もし、私がK社の広報部長か人事部長だったら、辞表提出どころか
「首くくっても足りないくらいの大失態」だと感じるだろう。
もちろん、ああいう人事制度を許しているトップ、少なくとも人事担当
の取締役にこそ、「100%責任が有る」。
K社の幹部はそこまで「感じたか」、何も感じない「不感症」にまで
堕落しているかどうかが、今後のK社の社運に係るだろう。


さて、だから、というのではなく、それ以前の段階で、
「労務は重要」なのだ。
多くの、特に、大企業の経営者ほど、口では「企業はヒトなり」
(「人」しだい。ヒトがいて成り立つ)、などと言うが、1990年代後半
から2000年(代)に入り、それを「余裕をもって」本当に実践している
企業はどのくらいあるのかは(?)というところかもしれない。


個人が希望して、事情により、派遣やアルバイトという雇用形態を
選択しているのなら、それはその人の生き方、アイデンティティに
関するものでもあるので、他者がとやかく言うことではもちろんない。

そうではなくて、企業の都合で、それも、
「英語のできるオペレ-タを、交通費は個人持ちで(要するに交通費
 込みで)、時給=1,350円、何年働いていても昇給無し」、
というのは、あまりにも個人をバカにしており、これはK社等の
一企業だけの問題ではなく、「国家として情けない状況」、だと思う。


もちろん、派遣契約は「そういう内容」、すなわち交通費は個人負担
で、昇給も基本的には派遣会社で考えることで、受け入れている
会社は「あずかり知らぬこと」ということがOKとされるという「基本」
くらいは私も知っている。
そんな、「しょうもない派遣会社」と、そうした契約が「まかり通る」と
している立法に関する現状くらい、知っている。
では、それに「あぐらをかいて」いて良いのか?
日本の産業労働界は、いつからそんな「ていたらく」な事を求め始め
たのか?


これは、失礼を、そして無責任を承知で言うのですが、
K社の 200人の「非」正規雇用の皆さん、皆さんが結託して、
「せーの」で、「一度に全員で辞表を提出」してみてください。
「正社員らには大混乱に陥る」ことでしょう。
何しろ皆さんがやっている、深夜の海外との英語でのオペレーション
を、「正社員だけで、24時間、回し続けなくてはならなくなる」のです
から。
でも、彼らは「高給取り」です。ですから、結果、彼らの中から
よしんば過労死が生じたとしても、皆さんの普段からの「理不尽さ」
に比べたら、「そんなの関係ねえ」くらいに思ってよい、くらいの
気持ちでいてください。
逆に言うと、それだけ、皆さんは「重要」な戦力なのです。
プライドをもって、結束されると良いと思います。


ここ、10~15年くらいの間での日本の社会は明らかに「ヘン」に
なった。それ以前に社会人になった人間なら皆、同感のはずだ。
どうしてこういう「しょうもない社会」になったのだろう?

「派遣」という構造と雇用、企業、というようなテーマについては、
いつか、あらためてキチンと深く論じてみたい。


もっとも、その一方では、非正社員をどんどん積極的に重要な戦力
として「正社員化」している企業も増え始めてもいる。
ユニクロ、ワールドなどのアパレル。
渋谷ロフトやモロゾフなどの製造・流通等。
ライフ・コーポレーションも定年の延長など、逆に本気で
「人が重要」、を明確に打ち出している企業が増えて来ているのも
事実だ。
大手でも、トヨタ自動車は06年度に、工場の「期間従業員」
約9千人のうちの950人を正社員化し、07年度は更に1,200人プラス
するようだし、キャノンは07年3月から12月の間に、グループ全体
で、約 130人の期間社員を正社員化している。


 「最後に笑う企業はどちらか?
  人を大事にする企業か?
  一部だけが高給取りで、他をボロ雑巾のように扱う企業か?」

 「答えは、5年後くらいには、はっきり出ている」、と思う。

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