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2007年12月23日 (日)

町田シティオペラ「ラ・ボエーム」

先日の渋谷シティオペラでの「ラ・ボエーム」といい、最近、市区町村
やNPO等が主催し、市民参加型でのオペラ公演が多い。
事情があって、プッチーニの「ラ・ボエーム」を勉強することもあり、
町田市民ホールで行われた、NPOの町田シティオペラ協会主催の
「ラ・ボエーム」を見、聴いてきた。

すこぶる充実した立派なデキだった。

まず、マルチェッロ役の青山貴氏が素晴らしい。この出だし。
このオペラは、この、マルチェッロの歌いだし如何で決まる、とさえ
言ってもよいかもしれない。
ミミ役の西本真子さんは決して美声ではないが、病弱という役柄に
よく合う歌唱だった。
ムゼッタ役の佐藤泰子さんも頭抜けて素晴らしいというわけでは
ないが、役柄を考えた立派な歌唱と演技だった。(美人)
ロドルフォの村上敏明さんも立派。全く不満は無かった。この人は
これからもっと伸びて「大きな舞台」に立つかもしれない。

町田市民ホールは比較的小さなホールだったので、かえって
客席とステージとが一体感になれる感じがして良かった。
字幕スーパーも、とくある「両サイド」ではなく、ステージの上方に
映し出されていたのだが、案外このほうが見易いと思って、
goodだった。

指揮者の荒谷俊治さんは昔から名は知っているベテラン指揮者で
今もこうしてかくしゃくとして活動されている姿には感動し、敬意を
覚える。
指揮ぶりも、余計な腕の振りはせず、それでいて、的確で情熱的
な内容、姿だったのが素敵だった。

松本重孝氏の演出もシンプルにして美しく、好感が持てた。


今回は、23、24日の連続公演で、ダブルキャストが組まれていた。
翌24日のほうが、一般的には有名な歌手、例えば、ムゼッタ役は
とても人気のある高橋薫子(のぶこ)さんとか、ミミ役は新進にして
活躍中の松原有奈さんとか、コッリーネ役は黒木純さんとか揃えて
きているので、そちらに注目された人も多かったのかもしれない。
そちらの日は行けなかったので判らないが、この23日の演奏も
おそらくほとんど聞き劣りはしないはずの、立派な内容だった。


帰り際、出入り口付近で、児童合唱で出演した子供たちが整列
して、「ありがとうございました」と声をかけていたのには驚いた。
みな、「それを言いたいのはこちらのほうですよ」と思いながら
会場をあとにしたに違いない。

「ラ・ボエーム」は児童合唱がすごく難しいのだ。
マーラーの3番より、はもちろん、8番「千人」と、どっこいどっこい
と言えるくらい難しい。
でも、この「町田シティオペラ協会こども合唱団」は本当に立派で
素晴らしかった。

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