« エディット・ピアフ讃 | トップページ | コンビニの機能の進化に驚く »

2007年11月 5日 (月)

料金設定(戦略)の誤り

最近、勤務先の近くにスパゲティ屋さんができた。
ところが、その料金がべらぼうに高いのだ。
いくら、多くの企業が入居する巨大で近代的なビルとはいえ、
したがって、テナント代も高そうなその1階での営業とはいえ、
1,000円以下のものが4種ほどしかなく、あとは1,200円前後の
メニュー、ときたから驚いた。

開店に向けた工事中から期待していたのに、ガックリ。
初日、店頭のその料金表を見て、入るのをやめた。
今後も入るつもりはない。
見ていると、同じように、表を覗き込んだのち、プイ、と他店に
向かう人が多い。
当然だろう。
いくら全体的に景気が上向いているとはいえ、男性であれ女性で
あれ、サラリーマンで、週一などのタマにならともかく、
毎日1,000円以上のランチを採る人などまず、いないはずだ。

スタートからして既に料金設定、すなわち戦略を読み違えている。
言い換えると、「客をナメてる」。
しかも、試しに食べてみたという会社の若い社員に聞くと、
「量も少なく、おまけにマズイですよ。あれなら僕でも作れます」
「ゲッ、最悪じゃん(笑)」
という、やりとりをしたところ。

こんな程度の状況判断は、マーケティングの初歩中の初歩、
というか、消費者動向調査以前の問題だと思う。
なぜ、あのような、トウシロ判断の下に開店させたのか、
全く理解できない。

人間の心理はおもしろいもので、食後、サテンに入れば、結局
1,000円前後使ってしまうし、700前後のカレー屋さんだけでなく、
980円の別のパスタ屋さんにたまに入ることもあるので、
980円と1,200円、と単一で比較すれば「小額」ということになるの
だが、そこの微妙な、ある種の「矛盾」までも計算して料金設定を
行うことは、開店に際しての「初歩中の初歩の心得」だ。

いずれにしても、あの店が料金設定を変えない(下げない)かぎり
閉店に追い込まれるのは時間の問題だろう。必至、必定だ。

« エディット・ピアフ讃 | トップページ | コンビニの機能の進化に驚く »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック