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2007年9月 1日 (土)

チェンバー・フィル、横浜シティ合唱団インみなとみらい

この2月に第1回目の演奏会を開いた、
「チェンバー・フィルハーモニック東京」の第2回定演を聴く。
(四谷区民ホール)。
プログラムが素敵。ベートーヴェンの「コリオラン序曲」、第7番と
第8番の交響曲。
コリオランの冒頭のCの持続音。「そうか、このオケのコンセプトの
1つはノン・ヴィブラート奏法だった・・・」。私はその奏法が嫌い。
でも、彼らの(というか、多分、創立者である指揮者の)意思を
否定する気は無い。

このオケは低弦が良いことは前回も書いたし、今回もそう。ビオラ、
第2ヴァイオリンも良い。でも、何故か、第1ヴァイオリンが前回も
今回もところどころ、「歴然とした練習不足の不ぞろいな音」が
聞こえてきて、好ましくない。

曲順は、普通は次は「第8番」をもってきて、休憩を挟んで
「燃えたぎるような第7番」で締めくくるのが(演奏会そのものの
心理的「効果」という点で)一般的だが、彼らは、「作品番号順」
に7番を先にもってきた。指揮者の「こだわり」が伺えて興味深い。

その、「第7番」。今回は、木管と金管もとても優秀だった。
冒頭のオーボエ・ソロが見事だし、その後の、フルートやホルン
などは特に立派だった。第3楽章と終楽章の迫力も立派で、
聴衆は大いに沸いた。
休憩後の「第8」は、木管等にやや疲れが感じられたが、
全体としては良かった。
8番の特に終楽章は三連符きざみの連続で弦、特に
セカンド・ヴァイオリンは大変キツイはずだが、それを感じさせず、
パート練習が充実していたことを伺わせて見事だった。

アンコールで、「第7」に戻って、その第2楽章をやったのは
少し驚いたが、確かにあの楽章こそ、「これこそベートーヴェン」
というような曲で、ワーグナーが「不滅のアレグレット」と驚嘆した
楽章。指揮者の「思い」は十分伝わってきた。

アンケートにも書いたが、無料としたためか、「立ち見」が出たのは
(消防法上からも)問題で、善処を望む。だいたい、座れなかった
お客さんに失礼だし、多いからといって喜べないものなので。

ホールを出て、新宿御苑駅に向う際、噂の「バルチック・カレー」
店を見つけたので、初めて食べた。予想を良い意味で裏切り、
結構「とろり系(マイルド系)」。特別美味しいかどうかはともかく、
結構個性的ではある。

渋谷のCDショップに寄った後、藤原伊織の小説を読みながら、
みなとみらい線に乗った。

横浜みなとみらいホールは初めて来た。駅からすぐ近くだが、
慣れないと判り難い。ステキなホールだ。内装もロビーも。
ただ、音響は特別良いとは思えなかった。
今、館長は池辺晋一郎さん。

アマチュアの「横浜シティ合唱団」の定演を聴く。
直接的なキッカケは、ソロの1人が臼木あいさん、ということで、
そうでなければ正直、うかがったかどうかは判らない。
あいさんは好調が持続していて、立派な歌唱だった。
合唱団は特別上手いわけではないが、15周年記念、
ということで、プロはむろん、アマチュアも(いや、アマチュアこそ)
個人としても集団としても「継続する」ことが「いかに大変」で、
そして「いかに大切か」ということは、私自身、身をもって知っている。

もう、20年くらい前の話だが、故・岩城宏之さんと、私が所属する
オケのリハ-サル時、あることがきっかけで 岩城さんはこう言われた。
「アマチュアこそ、命をかけて取り組め(演奏しろ)」。
あのころは、その言葉の意味は解らなかったが、今は理解できる。

今日の、チェンバーフィルも、横浜シティ合唱団も、平均年齢の
大きな違いこそあれ、また、創立年次の違いこそあれ、皆さん、
真面目で、一生懸命活動されている、という「愛」が伝わってきて、
私も心が潤った。

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