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2007年8月15日 (水)

終戦 靖国よりも埋もれたままの骨を拾うこと

今大会屈指の、というより、高校野球史上、速球の速さという点では
屈指の、仙台育英高の佐藤投手に、智弁学園が猛攻をかけ始め
たとき、アナウンスと主審の指示により試合は一時中断され、
正午の時報とともに選手と観衆が黙祷を捧げた。
もちろん毎年行われていることだ。
8月15日は、天皇・皇后両陛下も、高校球児も、全国の多くの日本人
が黙祷を捧げる日だ。
勤務中の勤め人はなかなかそうはいかないものの、そういう気持ちが
ないわけではもちろんない。

先日(8月5日)、昨年放送されたNHKスペシャル「硫黄島・玉砕戦」
の再放送をあらためて見た。21,000人を超える日本兵と5,000名を
超える米兵が死に、前者を主体とした10,000人以上の骨が、
今もなお、硫黄島の土の中に眠っているという。
先日も、ニュース23で、沖縄でも、未だに埋もれたままも骨があり、
テレビでは、発掘中に、明らかに親子と思われる2体(以上)の骨が
出てきた様子が放映されていた。

理不尽な死。
戦後、私たちは戦死者を、あまりにも「冷遇」してこなかったか?

最近、笹幸恵さんという人が、「女ひとり玉砕の島を行く」という本を
出版された。まだ、読みかけだが、ごくわずかな民間の人たちにより
東南アジアでの採骨が少しずつ行われていることは知っているが、
政府は冷たすぎやしないか?

靖国がどう、などと「呑気な」議論をしている前に、一体でも多くの
骨を地上に上げることを、国をあげてやるべきではないか?
そういうことに使われる税金に文句を言う日本人はいないはずだ。

5日、田原総一朗さんによる、BC級戦犯のルポ番組もあった。
命令した上官は罪を逃れ、いわば中間管理職であった
(結果としてBC級と呼ばれる)人たちの多くが、シンガポール等で
連合国により死刑(処刑)とされた。
部下のせいにして生きながらえた者とそうでない者。
もちろん、日本兵により殺された中国や東南アジアの市民。
理不尽な死。

NHKの、「日本のこれから 考えてみませんか?憲法9条」は当然の
ことながら様々な意見が出た。
後半のいわゆる「集団的自衛権」に関する件でも然り。
気になったのは、「覚悟」の所在、不在。
「同盟側の他国が攻撃されているのに、何もしないのは卑怯」
とおっしゃる。
なるほど一見、もっともらしい。しかし、では、「助けた」ために日本が
攻撃を受けることを、「本当に覚悟しているのか?」と問いたい気が
した。
カッコイイことは誰にも言える。しかし、では、
「あなたはこれまで人を一度も裏切ることなく生きてきましたか?」
人間はそんなにカッコのいいものでも、キレイなものでもない。

今できることは何か?
そこから全てスタートするべきだ。

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