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2007年7月18日 (水)

芥川は敗北したか?

日本共産党の宮本顕治氏が亡くなられた。
失礼ながらまだご存命だったこと自体驚きで、大往生だろう。
氏のことや共産党のことには不案内だが、氏が東大在学中に
芥川龍之介の自殺に関して「敗北の文学」という評論を書き、
雑誌「改造」の第1回懸賞評論賞の第1席を獲得したことは
知っている。このとき、小林秀雄も「様々なる意匠」という論文で
応募し、第1席を信じて、自信をもって応募した。
とにかく、小林は自信があったようで、事前に賞金分を使って
豪遊だか何かに使用したという彼らしい話があるくらいなのだが、
結果は宮本に次いで第2席だった。

それはともかく、共産理論からしたら、文学なんぞは確かに
「ひ弱」なものだろうし、思い悩んで自殺、という行為も、
「敗北」とかたづけられてしまうものなのだろう。
今回、私はたまたま宮本顕治氏に関することを書いたが、
今後は二度と書かないどころか、考えさえもしないだろう。
しかし、芥川龍之介のことはこれからも折に触れてずっと考え
続けていくことだろう。
それでも、芥川龍之介は「敗北」したのだろうか?

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